No.108 2012年6月28日 ■国民不在の談合政治に国民の鉄槌を! 発行●日本勤労者協議会連合会 6月15日、税と社会保障の一体改革と称して民主・自民・公明党は三党間で税と社会保障関係では最低保障年金のあり方、後期高齢者医療制度のあり方、総合こども園構想の取り下げなど国民生活に重要な課題を棚上げし、国会の論議でなく民・自・公三党の国民生活を置き去りにした談合政治により、消費税の引上げに合意しました。 消費税の引上げについては、デフレ経済化では景気の悪化を招き、増税確保は困難となります。国民生活にも厳しい生活実態の中で低所得者にとって逆進性が高く、更なる生活が脅かされることとなることは明らかです。中小零細企業は消費税を商品に転化できず打撃が大きくなるなど、課題は山積です。 国民は、消費税増税の前に徹底した無駄の排除、不公平税制の是正、企業の法人税制度の見直しなど、先ず取組むべきであるとして、過半数が反対しています。 また、大飯原発3・4号機の再稼動についても、福島第1原発事故の検証もない中、原発の安全問題を棚上げし再稼動を決定してしまいました。一方「さようなら原発1000万人署名」も、6月15日大江健三郎氏他は、首相官邸へ645万人分を提出、大江氏は「世界の目が向かっている時に再稼動すれば、なし崩しに突き進む。一つの再稼動が人類の歴史を決める」と批判しています。 日本勤労協は全国各地で反原発の戦いを展開している仲間と連帯し、大飯原発の再稼動を許しません。引き続く原発再稼動も予想される中、原子力規制委員会の徹底した安全対策と地域住民・自治体の合意を求め、原発再稼動に歯止めをかけるため闘いを展開していくこととします。 消費税増税に反対する闘いについても次期総選挙で、「国民生活が第一」と国民に約束を反故にする「野田政権を辞任させる」闘いを展開していこうではありませんか。具体的な活動方針については8月末、日本勤労協幹事会を開催し決定していきます。 (日本勤労協事務局長 橋本勝六) 東北ブロック 第14回定期総会を開催 東北ブロック第14回定期総会は5月27日、27名が参加して福島県飯坂温泉「なりた旅館」で開催されました。茂木憲夫ブロック会長の主催挨拶のあと、竹中柳福島県平和フォーラム代表、真鍋健一社民党福島県連合副幹事長から来賓挨拶を受けました。 活動報告、2010〜2011年度決算報告、同監査報告、2012〜2013年度活動計画案((1)ブロック内全県に勤労協県連を結成しよう(2)統一課題を設定して取り組もう(3)ブロック財政を確立しよう(4)各種選挙へ取り組もう)、同予算案及び下記の役員体制(変更なし)を満場一致で承認しました。 会長 茂木憲夫(福島) なお、18:00からの夕食懇親会は参加者全員が運動や震災・原発などについて、一言ずつ発言して交流は盛会に終わりました。 東海・北陸ブロック 第9回定期総会を開催 東海・北陸ブロック第9回総会は、6月3〜4日、85名(静岡14、福井11、石川45、富山15)が参加して、石川県山代温泉「ゆのくに天祥」で開催されました。酒井桂之ブロック会長の主催者挨拶、藤田利男石川県連会長の地元歓迎挨拶の後、来賓挨拶(寺前秀一加賀市長、狩山久弥連合石川会長、山根靖則県議会議員(社民党県連合副代表)、橋本勝六日本勤労協事務局長)を受けました。 2010〜2011年度の幹事会、ブロック交流会等の経過報告及び勤労協運動の活性化、日本勤労協の運動課題、会員拡大等の2012〜13年度活動方針が提案されました。 記念講演では、又市征治参議院議員(社民党副党首)が「社会保障と税の一体改革」を始めとした国会の主要の争点について講演しました。講演終了後、夕食交流会を行い参加者は一同に会して各県連紹介等、懇親・交流を深めました。 2日目は2つの分散会で約2時間にわたり活動交流・討論を行った後、閉会総会で分散会報告、議案書の採択と役員の留任が満場一致で承認されました。 会長 酒井桂之(富山) ◆小松基地「レッド・フラッグ演習反対集会」にブロック総会出席メンバーも参加 6月4日の早朝5時30分に小松基地正面玄関前で開催された「レッドフラッグ演習反対集会」に、小松市勤労協の仲間と共に、ブロックの総会出席メンバーも参加し、「静かな空を返せ」「合同軍事演習反対」「爆音をとどろかすF15反対」などと声をあげました。 九州勤労協 各県代表者会議を開催 九州ブロックは3月20日、大分市全労済会館「ソレイユ」で各県代表者会議を開催しました。第25回熊本全国総会が九州全県の献身的な協力により230名の参加で大成功させることができたこの教訓を大切にし、今後の運動に繋げていく事を確認しました。代表者会議で討議した主な議題は次の通りです。 (1)各県勤労協が取組むべき今後の対処方針 ◎開催要項 (3)「脱原発・自然エネルギーを求める市民運動」の組織化と運動の展開 石川県勤労協 第31回定期総会を開催 石川県勤労協第31回定期総会は、4月22日(日)15:00より粟津温泉「辻のや」において、県下各地の代議員49名の参加で開催されました。2012年度活動方針、予算案に合わせて、森事務局長から「交付金が前年度比20%の減額という厳しい財政事情の理解と今後の対応、ブロック総会への結集、フォーラムの金沢市開催、連帯活動の取り組み等々」が一括提案されました。質疑では「脱原発の取り組みの強化」「国政選挙の取り組みの具体化」「消費税増税への対応の具体化」などがあり、常任幹事会で論議を深めていくことを確認し、全体の拍手で原案通り決定しました。 役員幹事選出では、中江川役員選考委員から役員名簿が発表され、全体の拍手で信任されました。新任役員は河畑代表幹事(加賀市)、宮本会計監査が就任されました。他は全員再任となりました。 第31回研究集会を開催 定期総会に先立ち、13:30より第31回研究集会は同会場にて、記念講演が開催されました。藤田県勤労協連合会会長の開会あいさつに続き「フクシマ原発事故を検証する」をテーマとして「原発がダメな7つの理由」について、岩渕正明氏から記念講演を1時間程度で受けました。「脱原発」の更なる取り組みの継続・強化を再確認いたしました。 福岡県勤労協 第28回総会・研究集会開催 福岡県連は5月26日(土)〜27日(日)、うきは市原鶴温泉「咸生閣」に県内各勤労協から45名が参加し、2日間にわたり総会・議員活動報告・各地勤労協経験交流を行ないました。 総会には、日本勤労協高崎会長、社民党県連合豊島幹事長が来賓として出席。自治労福岡県本部、福教組、I女性会議からはメッセージが寄せられました。 総会は、11年度活動経過報告、決算・監査報告、12年度活動方針、予算、役員選出を満場一致で可決承認されました。 記念講演では、戦争への道を許さない福岡県フォーラム代表の津留雅昭弁護士が「憲法改正をめぐる動向の今」と題して講演を行ないました。 議員活動報告は、勤労協出身、推薦の首長、議員11名のうち、嘉麻市議1期目の田中義幸さんから年4回の議会報告(11000部)を手配り、物怖じしない1期目の職責を全うしている報告がありました。 2日目の研究集会は(1)当面する政治課題と防衛問題(2)反核運動に向けて、勤労協の課題について、活発な議論を行い有意義な経験交流となりました。 ▼2012年度役員 「雀宮勤労協ニュース」より 斎藤宗昭会長の急逝(3月8日)に伴い、雀宮勤労協では、今後の役員体制と年間活動計画を相談、浅井盛夫副会長が代行を努めることになりました。6月3日(日)にはフリーマーケット出店、8〜9月の無料法律相談、9月には学習会(原発・放射能関係)、10月は収穫祭が予定されています。
日本勤労協第26回全国総会の開催県・日程 ◇開催日
|
日本勤労協トップ|初めての方へ|投稿のページ|問い合わせページ|バックナンバー|リンク
Copyright© Nihon kinrosya kyogikai rengokai All Rights Reserved.