No.105 2011年11月18日 ■9.19さよなら原発 1000万人アクション 発行●日本勤労者協議会連合会 ■ 9.19さよなら原発 1000万人アクション 全国各地からの集会参加者の中に、日本勤労協の多くの仲間が集結しました。 9月19日、東京電力福島第一原発事故を受け、原発依存からの脱却を訴える「さよなら原発5万人集会」が、東京都新宿区の明治公園で開催されました。集会やパレードには主催者の予想を上廻る6万人が参加し会場は人人であふれました。原発事故後では最大規模となりました。呼掛け人の一人、大江健三郎さん(作家)は「原子力のエネルギーは必ず荒廃と犠牲を伴う。脱原発の意思表示は集会と市民デモで表明していく以外にない。」と訴えました。参加者はプラカードや旗を掲げながら、明治公園から新宿や原宿など3コースに分かれて約2〜4キロをパレードしました。 【集会の目標】 これらを実現して、私たちの生存と未来の子どもへの責任を果たすことを確認しました。 【集会呼びかけ人】 1000万に署名を全力で取組もう! 全国集会の成功のもと、『脱原発を実現し自然 ■憲法理念の実現を目指す 第48回護憲大会 震災から考える「人間の安全保障」で「生命の尊厳」を 2011年11月4日〜6日まで、山形市「山形国際交流プラザビックウィング」他にて、第48回護憲大会が開催されました。大会初日4日はオ−プニングで東日本大震災・原発被災救援コンサ−トが公演され、開会総会のあとシンポジウム(テ−マ:震災から考える『人間の安全保障』で『生命の尊厳』を)があり、震災・原発被災をめぐる情勢のもとに憲法理念実現の課題についてパネリスト各氏から活発な討議がされました。 パネリストに橋本拓子さん(生協あいコープふくしま理事)、高橋英雄さん(宮城県・水産加工会社代表取締役)、玉城義和さん(沖縄県議会副議長)の3人と江橋崇さん(法政大学教授・平和フォーラム代表)をコーディネーターとして行われました。 橋本さんは「第一原発から約70キロのところに住んでおり、子どもの将来について不安でならない」、高橋さんは「県の屎尿処理場は回復しておらず、原発事故で放射能が海に拡散・沈降している。」、玉城さんは「一部返還された土地にはいろんな廃棄物が放置されていて苦労している。補助金をいくら出しても地域は良くならない。地域の人が知恵を出して地域興しを。」と訴えました。 5日は7分科会(1)地球環境−脱原発に向けて(2)地方の自立・市民政治−復興の礎を(3)人権確立−生命の尊厳と被災者の人権(4)教育と子どもの権利−被災・被曝問題を中心に(5)歴史認識と戦後補償(6)非核・平和・安全保障−東アジアの情勢とアメリカの安全保障戦略(7)憲法。と「フィ−ルド・ワ−ク」「ひろば」「特別分科会/運動交流」が行われました。 最終日の6日は山形市市民会館で閉会総会が開催され、特別提起、大会のまとめ、大会アピ−ルがあり、憲法理念の実現を目指して多岐にわたり充実した内容の第48回護憲大会が閉会しました。大会には全国から2,500名が参加しました。 ■11月物販が始まりました!全県連で目標達成を! 日本勤労協は、8月29日、第1回全国幹事会を開催し、次期新潟総会の成功に向け11年度物販活動に取り組むことを確認、決定しました。2年間の物販活動により、全国総会の準備金を何とかカバーできる額になりますので、ご協力の程お願い申し上げます。 ◆販売品目 喜多方ラーメン 1箱・6食入り(1ケースは16箱入) ◆注文方法◆ 下記業者に直接注文ください。県内各地にもケース単位なら直送できます。 ◆支払方法◆ ●業者(北食品)に、数量(箱数)×700円を下記口座に振り込み 製造者「喜多方ラーメン本舗」より、使用原材料の安全性についての文書と、福島県知事による商品の検査結果確認書が届きました。製造者からの文書は、商品の箱に同封されます。 ◎使用原材料の安全性について(「喜多方ラーメン本舗」発行文書より一部抜粋) 弊社製品の残留放射能検査を、本年8月5日に青森県六ヶ所村にある原子力センターにおいてゲルマニウム半導体検出器により行いましたが、放射能物質は検出されませんでした。なお、弊社製品の原材料は下記の通りでございます。 1.麺:使用する小麦粉はアメリカ・カナダ産が主体です。 ※福島県知事による検査確認書では、青森県原子力センターでの検査により「放射性ヨウ素・放射性セシウムは検出せず」という結果が記載されています。 東北ブロック幹事会―宮城県勤協連 9月10日(土)岩手県労福会館会議室で、開催された東北ブロック幹事会では、東日本大震災の被災者を追悼して黙祷から始まりました。 会長挨拶に続いて、報告では(1)青森県勤労協の解散と東北ブロック勤労協への青森平和労組のオブザーバー加盟について、東北ブロック及び日本勤労協において確認された。(2)第25回日本勤労協全国総会(熊本県)参加の報告(3)東日本大震災支援金の配分について(4)8/29日本勤労協幹事会(総評会館)の活動計画と今後の取組みなどがありました。 その後の協議事項は(1)東北ブロック勤労協定期総会の開催要項(2)日本勤労協での物販販売の取組(3)秋田県の役員交替 などが話し合われました。 「7.24さよなら志賀原発」集会 3,100人が参加―石川県勤協連 7月24日(日)金沢市の中央公園で「7.24さよなら!志賀原発」集会が開催され、3,100名の参加がありました。中村照夫石川県原水禁事務局長の司会で開催し、岩淵正明実行委員会共同代表の挨拶、その後原爆被害者友の会の西本多美子さんの挨拶、更に愛澤卓美さんの報告を受けました。現地報告では充分な情報が公開されないまま被爆をしているとのこと、「政府の説明にだまされることなく、疑ってかかれ!」とのことでした。 石川県勤協連も藤田会長が呼びかけ人となり、実行委員会にも参加しました。各単協からも参加要請を上回る100名が参加。「志賀原発廃炉」に向けての集会ならびにパレード行進に参加しました。 ■ 第17回フォーラム石川 in Komatsu ■ 日時 11月27日(日)午後1時〜3時 小松市大島町丙42-3 Tel 0761-24-6101 ■記念講演 テーマ■ 1・普天間基地の現状について DVD放映「オスプレイの危機」 【主催】 (小松市本町4-51 Tel 0761-21-0589) 宮城県勤労協第20回定期総会―宮城県勤協連 10月16日(日)宮城県自治労会館で「宮城県勤労協第20回定期総会」が開催、震災被害者への黙祷から開会されました。 議長の選出、会長挨拶に続き、来賓の挨拶(田山英次社民党宮城県連副幹事長、大沼元宮城県平和労組会議副議長)があり、議事として(1)2010年度活動報告、(2)2010年度決算報告、(3)会計監査報告、(4)2011年度活動計画(案)、(5)2011年度予算(案)、(6)役員改選が提案されました。 2011年度活動計画(案)としては、このようなものが上がりました。 「4つの運動課題」 「組織・財政の強化」 [2011年度役員] 福岡県勤協連第5回幹事会―福岡県勤協連 10月15日(土)飯塚市労働会館で開催されました。経過報告、県内各地勤労協の活動報告に続き、協議として下記5題が話し合われました。 (1)さよなら原発1000万人署名運動の取組みについて 全国的課題である脱原発運動を推進するため「脱原発推進委員会」を新設が決定し、幹事会のメンバー(委員長・西寛人 事務局長・籾井伊佐雄)で構成することとなりました。 静岡県勤協連第49回研究集会―静岡県勤協連 2011年10月15日(土)13:30より研究集会第1部として講演「原発の危険性と新エネルギーについて」が50名の参加で開催されました。講師の蔵下和男氏は掛川市在住の塾講師で、全国・各国の専門家、科学者と共に、放射性物質の測定、生態調査など地道な活動を続けられています。 今回の講演でも豊富な資料と経験に基づく貴重なお話をされました。浜岡に20年在住し、発電所の排気口から出される放射能が人に与える影響を目の当たりにしてきた蔵下氏。「ベラルーシのユーリー・バンダジェフスキー博士はチェルノブイリ事故後、死亡した患者を解剖し、心臓、腎臓、肝臓などに蓄積したセシウム137の量を調査した。セシウムはわずかな量でも蓄積され、がんに限らず、ありとあらゆる病気を引き起こすという。恐ろしいことだ。誰にも分かる情報開示と人のための基準値を示すことを国に求めたい。」と話されました。3月の震災から8ヶ月、私たちの知識と行動がこれからの生活に密接にかかわってくることを実感しました。 引き続き15:30より第2部として、各勤労協交流集会を持ちました。この日、参加した静岡県各地勤労協(10団体)は日頃取り組んでいる活動報告を発表し、地域の取組みの参考としていくための報告を行いました。
|
日本勤労協トップ|初めての方へ|投稿のページ|問い合わせページ|バックナンバー|リンク
Copyright© Nihon kinrosya kyogikai rengokai All Rights Reserved.