315号 2016年11月29日発行 発行●静岡県勤労者協議会連合会 第54回県勤協連研究集会開催 2016年11月12日(土)13:30〜15:30、静岡労政会館5階視聴覚室にて県勤協連研究集会を開催、40名が参加しました。今年は静岡県消費者団体連盟の会長・小林昭子氏と事務局長・海野禮子氏をお招きし、2つの講座を受講しました。 <第一講座> 13:35〜14:45 〇地域消費者生活講座 【1】プラスチックごみの海洋汚染と海洋生物への影響 (1)プラスチックの誕生 安くて軽くて丈夫で、便利なプラスチック製品。食器、生活用品、おもちゃのほか、衣類、建材、乗り物部品、漁業・農業の資材、医療品など、さまざまな分野で使用され、使い捨てられている。海への流出量については、日本は世界の30位(3.6万トン)だが、四方が海に囲まれている日本は川や海にあらゆるゴミが流れ着く。その中にはゴミ処理施設が完備されていないアジアの国々からの大量のプラスチックゴミもある。 【2】マイクロプラスチックの生物への脅威 (1)プラスチックスープの海 毎年海には1000〜2000万トンのごみが投棄されており、その80%はプラスチックである。太平洋や大西洋の海洋で、大きな鍋のような海流の真ん中が無風状態になり、そこにプラスチックがたまっている「プラスチックスープの海」がある。それを魚が餌と一緒に食べてしまう。紫外線や波の影響で5ミリ以下になった『マイクロプラスチック』は、廃棄物管理のインフラ整備がされていないアジアの国々から日本近海へと流れ着く。日本はマイクロプラスチックの密度が高く、魚や鳥の体内で有害物質が溶け出し濃縮して生物の体内に運び込まれる・・ プラスチックは分解しない。燃やしても埋めても有害物質が溶け出すし、海に流せば魚や鳥などの命を脅かし、微細片となって有害物質を吸着させたものが海洋生物の体内に入り込む。プラスチックゴミを出さないために (1)使い捨てをやめ(4R) など意識を持って行動しなくてはならない。 <第二講座> 14:50〜15:25 〇高齢者消費者被害防止啓発事業出前講座 (1)長寿の秘訣(替え歌) 高齢化社会の到来でお年寄りを狙った悪質業者や詐欺が増え続けています。マイナス金利などのおかげでタンス預金が増えており、それを空き巣や詐欺師が狙っています。マイナンバー制度、電力自由化も加わり、ますます巧妙、複雑になった手口と、その対処法を教えてもらいました。 講座の中では、実例を基にした寸劇を参加者出演で行ったり、替え歌を歌ったり、だましのプロにだまされないためにどう対処するかを楽しみながら学ぶことができました。 譲れない命の尊厳!人権・戦争・沖縄 「譲れない命の尊厳!人権・戦争・沖縄−憲法理念の実現をめざす第53回護憲大会」が11月12日から14日までの日程で、富山市のオーバードホールをメイン会場に全国から1800人が参加して開催されました。 今回の大会は、昨年9月19日「戦争法」が強硬採決され、その後の参院選で与党が3分の2議席を占めるに至り、改憲に向けての動きを本格化させる事態の中で、安倍政権を打ち倒すために総力で対決してきた私たちのとりくみを総括し、さらに強固にどう築くかが問われる大会でした。 大会初日の開会総会は主催者を代表して藤本泰成実行委員長のあいさつ、つづいて富山県実行委員長の地元あいさつ、連合、民進党、社民党から連帯のあいさつがありました。 これらを受けて、勝島一博実行委員会事務局長が基調提案しました。開会総会に引き続いて「激流する日本政治、安倍政権のこれまでとこれから戦争阻止、立憲主義確立、憲法擁護のため私たちは今後どう闘うのか」と題したメイン企画が行われ専門家から講演・問題提起を受けました。 「アベノミクスと格差社会」 金子文雄(横浜市立大学名誉教授) 大会2日目は「非核・平和・安全保障」「地球環境−脱原発に向けて」「歴史認識と戦後補償」「教育と子どもの権利」「人権確立」「地方の自立・市民政治」「憲法」の7分科会と「フィールドワーク」「ひろば」「特別分科会/運動交流」が行われました。 最終日の閉会総会は、最初に「高江」「オスプレイ」「もんじゅ」「再稼動」について4人の特別提起を受けました。次に「大会のまとめ」「遠藤三郎賞」その後、大会アピール「憲法理念を実現する営みは、多くの人びとによる、さらなる努力を必要とする。現実に止まることなく、怯まず、締めず、そして弛まず、信念を持って憲法理念の実現に向け、全力でとりくんでいかなくてはなりません。」を採択して、3日間の日程を終了しました。 伊豆の国市勤労協 第11回グラウンドゴルフ大会 10月18日、伊豆の国市勤労協主催の第11回グラウンドゴルフ大会を開催いたしました。伊豆の国市はもとより、伊豆市、函南町からも参加をされ、25チーム132名が3面9ホールでホールポストを目指し熱戦が展開されました。皆さん和気あいあいで心地よい汗を流しました。伊豆の国市・小野市長も激励に挨拶もいただきました。 ▼成績結果は以下の通りです。 (通信員 小張紀子) 秋のバスの旅「千葉、濃溝の滝、大山千枚田めぐり」を実施 秋のバスの旅は、今回は伊豆から房総半島まで足を伸ばし、「千葉、濃溝の滝、大山千枚田めぐり」を天候に恵まれた11月5日(土)に46名の皆さんの参加で実施いたしました。見学地は、今話題になっております濃溝の滝で、清水渓流公園内の豊かな自然に溶け込んだ中での滑らかな滝で、ひと味違った趣を感じました。日蓮上人の誕生寺では、皆さんで記念写真を撮り、大山千枚田は山裾に広がる棚田で、農作業の大変さも思いつつ、今日まで耕作されている見事な段々水田、棚田でした。行きは東京湾アクアラインで海ほたるで休憩し千葉県へ、帰りは金谷港から東京湾フェリーで久里浜港へと、バスと船での変わりゆく風景、景色も楽しむことができました。帰路は、恒例のビンゴゲームを楽しみ、カラオケで皆さんののど自慢にひと時を過ごすことができました。皆さん和気あいあい、楽しく有意義な一日を過ごすことができました。 (通信員 小粥崇男) 三島市勤労協 箱根接待茶屋の下草刈り 少し肌寒くなった10月23日9時より、箱根接待茶屋の森で、三島フォレストクラブと勤労協の共催事業として、下草刈りを30名で行ないました。以前に広葉樹を植えたエリアに、雑草やツルが成長過程の木に覆いかぶさった状態でしたので、そのエリアを中心に行いました。森の中では木の特長、珍しい草木の話に会話も弾み、昼食を挟み気持ちの良い汗をかきながらの楽しい作業でした。これからも森を大切して行きたいと思います。 (通信員 山田信昭) 清水町勤労協 秋の歩け歩け「清里高原」 11月3日恒例の「秋の歩け歩け」で「紅葉の清里高原」に行ってきました。総勢80名・バス2台で、雲一つない絶好のハイキング日和に恵まれて、紅葉には少し早かったけれど、川俣渓谷・まきば牧場等歩いて楽しい一日でした。 カーブミラー清掃 11月13日、湯川・堂庭地区の約80箇所のカーブミラー清掃作業を行いました。 (通信員 望月勇) 清水地域勤労協 学習会を開催「参議院選から解散総選挙へ〜現在の情勢をどう見るか〜」 11月18日(金)18時より、おしば会館2階会議室において、山内正紀氏(『進歩と改革』研究会事務局長)による学習会「参議院選から解散総選挙へ〜現在の情勢をどう見るか〜」を開催しました。学習会には勤労協加盟組合や清水地区高退会から30名が参加しました。今回の学習会は、本年7月10日施行された第24回参議院選挙結果から、衆・参議院で2/3以上を確保した安倍自公政権が平和憲法9条を含む憲法改正を具体化していこうとしているなかで、私たちの運動をどう取り組んでいくかを確認する場でもありました。 講師として山内正紀氏は、安倍政権は(1)アメリカ政府の要請に応じて自衛隊の海外派兵を米軍の世界戦略に積極的に貢献できる体制作りを目指す (2)世界市場争奪の時代にあって自国多国籍企業の競争力を拡大し新自由主義大国への改革を目指す。ことを戦略としていること。そのための、自衛隊の南スーダン派遣部隊の新任務「駆けつけ警護」でありその先には憲法改正の動きを創ることにあります。労働者に対しても非正規労働者の拡大で、年収200万円以下の労働者は2000万人に達しようとしています。私たちはこうした状況に「クサビ」を打っていかなければなりません。 第24回参議院選挙は新たな芽が出てきています、1人区の野党共闘は全32選挙区で成功し、11選挙区で議席を確保しました。その後の地方選挙では新潟知事選で野党共闘により原発慎重派の米山候補が自公・連合推薦候補を打ち破り当選を果たしました。今後は更に、衆議院選挙に向けて野党共闘が推進されていくものと思われる。野党共闘は小選挙区での「勝利の方程式」である。憲法改正や原発再稼動反対の国民意識は多数派である。この意思を大切にし、拡大していくことが勝利できるも道だ。頑張っていこう、と結び学習会を終了しました。 (通信員 橋本勝六) 掛川市勤労協 「掛川市を再発見する」バスツアー 本文1 10月19日、市バスを利用した「掛川市を再発見するバスツアー」を実施しました。 市広報に掲載したため、2日目には断りをするほどの人気ぶりでした。歴史ある建築物、人物等の史跡回り、要所要所で説明を受け、感動することばかりでした。参加者から、一人ではなかなか回れないうところを見学させていただいたと、たいへん感謝されました。次回もぜひ、計画してください、とのことでした。昼食もおいしくいただき、また勤労協の宣伝もでき、有意義な一日でした。
▼行程 (通信員 岡田三郎) 袋井市勤労協 植樹松の成長確認 下草刈りで心地よい汗 10月16日、浅羽海岸・東同笠地区でのグリーンウェーブ活動に参加しました。天候に恵まれ早朝から、多くの参加者と一緒に下草刈りを取組みました。中には周りで活動する若い世代に負けまいと、老体?にむち打ち、翌日の筋肉痛もかえりみず、一心不乱に取り組むメンバーもいました。心地よい汗をかいた後、参加された皆さんでキレイになった松林をバックに記念撮影しました。今回参加出来なかった皆さんも次回は是非ともご参加下さい。 ※グリーンウェーブ活動は、浅羽海岸の白砂青松を取り戻すため、市・地元自治会・各種団体・個人が協力して、2006年から5年間で5千本の松くい虫に強いクロマツを植樹した。管理保全活動としては、毎年2回(6月、10月)下草刈りを実施している。勤協は、初年度から「緑のボランティア団体」に登録し活動に参加しております。 (袋井勤労協ニュースNo.418より) 静岡県勤協連掲示板
◎日本勤労協の団結に向けた「熊本・大分大震災の災害募金活動」に対し、静岡県連として16万8049円集約しました。 ◎静岡県勤協連2016年度第4回幹事会
■日時 2016年12月16日(金)15:00〜 |
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