288号 2014年8月27日発行
■原水禁県民会議2014年度定期総会開催
■オスプレイ飛行訓練反対県民集会
静岡県内各地区勤労協の活動報告
▼清水町勤労協
▼清水地域勤労協
▼掛川市勤労協
▼袋井市勤労協
発行●静岡県勤労者協議会連合会
Tel&Fax 054-273-5130 E-mail shizuoka@kinrokyo.net
原水禁県民会議2014年度定期総会開催
原水禁静岡県民会議の2014年度総会が7月25日(金)13:30から、静岡県産業経済会館で開催されました。総会は、吉田明生代表委員の挨拶を受けた後、鈴井孝雄事務局長から2013年度活動経過報告と、2014年度活動方針として、(1)核兵器廃絶に向けた取組み、(2)被爆者援護の取組み、(3)脱原発・エネルギー政策の根本的転換を求める闘いを進めていく方針を決めました。
2014年度役員は
代表委員 橋本勝六(社民党)、吉田明生(県教組)
事務局長 鈴井孝雄(県平和センター)
常任理事 6団体6地域
総会終了後、引き続き原水禁世界大会静岡県代表団(23名)結団式を行ないました。
オスプレイ飛行訓練反対県民集会
新型輸送機オスプレイ4機が8月18日に、厚木基地に立ち寄り後、19〜22日に東富士演習場と北富士演習場で、飛行訓練を行うと伝える中、静岡県平和・国民藤センターの主催による「オスプレイ飛行訓練反対集会」が8月18日13時から、御殿場市・桜公園で約80名が参加して開催されました。
集会では、防衛省南関東防衛局長に対して「オスプレイ飛行訓練に反対する申し入れ」を確認し、キャンプ富士へ飛行訓練反対の意思表示行動としてのデモ行進と、監視活動を行いました。集会は緊急の取り組みでしたが、勤労協からも会員が参加しました。
清水町勤労協
柿田川清掃活動
7月26日「柿田川の自然を守る会」(勤労協も構成団体)主催による、柿田川公園・流域の清掃実施。町長はじめ、町会議員、各団体役員等、総勢約100名(勤労協は8名)ほどで草刈・ごみ・空き缶・外来植物の除去等、2時間30分程やり、大変綺麗になりました。公園及び柿田川流域遊歩道は非常に涼しく、また森林浴にも最適です。是非一度お出かけください。
7月27日「秋の歩け歩け」(11月3日)の下見
今年は、紅葉と渓谷美で有名な山梨県の「昇仙峡」です。バス3台・120名が目標ですが、この人たちを、間違いなく安全に誘導するために、道路・危険個所・トイレ・休憩場所等々のチェックをし、万全を期した「歩け歩け」にしたいです。
8月9日「勤労協囲碁クラブ」例会(毎週土曜日)
会員は22名ほどですが、例会に出るのは、12〜13名です。7〜8級の人から5段・6段の人まで、それぞれに腕前に応じて、碁仇を倒すべく熱心に対局を楽しんでいます。
(通信員 望月勇)
清水地域勤労協
「平和の塔」清掃活動を行いました
8月3日(日)、清水勤労協と清水憲法9条を守る会は、「清水平和の塔・共生」と周辺緑地の清掃・手入れ奉仕活動を実施しました。清水平和の塔は、旧清水市時代に市民団体が「非核平和都市」を目指すため、1987年署名活動を取組み、旧清水市議会は同年12月8日「核兵器廃絶平和都市宣言」を議決しました。市民団体はこの宣言を基に「平和の塔建設」を目指すカンパ活動を展開し、平和の塔建設原資として旧清水市に寄贈され、1993年2月に日本平運動公園内おいて金属彫刻「清水平和の塔・共生」が設置されました。
この塔の形は平和と人は互いに存在し共存することを表現し、球形の鏡に写るものは未来を意味しております。 毎年終戦記念日を迎えるこの時期に核兵器の廃絶と平和を願い、また市民の中には平和の理念を示す平和の塔の存在を知らない人が多く、広めていくためにも清掃活動を継続しています。
「ヒロシマ・ナガサキ原爆パネル展」を開催
8月9日〜8月20日、はーとぴあ清水で「ヒロシマ・ナガサキ原爆パネル展」を開催しました。1945(昭和20)年8月6日広島で、8月9日長崎で、人類史上初めての原子爆弾が投下されました。このパネル展は破壊された街並み、被爆した人々の悲惨な状況のありのままを伝え、あらためて原子爆弾の恐ろしさを感じさせてくれました。2度とこのような悲しいことが起らないことを願い、清水地域勤労協では毎年、戦争・平和を題材としたパネル展に取り組んできています。今年のパネル展は、広島平和記念資料館から30点のパネルをお借りしました。資料館のウェブサイトでも、貸し出しパネルの内容を見ることができます。
(通信員 宮内朝次)
掛川市勤労協
非核平和都市宣言アクション4
〜悲惨な写真をジッと見入る老夫婦〜
8月8日(金)〜10日(日)の3日間、掛川市中央図書館生涯学習ホールにて開催。沖縄戦等の写真パネル・戦時品等110点を展示しました。今年は子どもの夏休みと重なり、親子連れの姿も多くみられました。平和・戦争について「お茶の間」談義に花が咲いたのではと思います。会場にスッと入ってクルっと一周して出ていく人、熱心に説明書きを読む人など様々でしたが、若い新聞記者や来場者から開催の目的は何ですか?詳しく説明はしてもらえますか?等の質問もあり、考えてもらう、考えさせられる、また子どもにも理解できる展示方法は必要と感じました。何と言っても終戦から69年が経過し、戦争を知らない国民が圧倒的多数の日本だから・・・戦争の風化を止めるためには・・・どうしたらいいのでしょう・・・
講演会「集団的自衛権について」
同会場で10日(日)10時〜12時まで、「集団的自衛権について」と題して、講師・鈴井孝雄氏(静岡県平和・国民運動センター事務局長)による講演会を開催。
鈴井氏は最後に、戦争をさせない闘いとして(1)再び安全神話を信ずるのか?再び若者を戦争に送り出すのか?騙されてはならない。(2)学習(真実を知る)と宣伝(広める)と行動(叫びを上げる!黙っていることは賛成と同じ)と結びました。
意見交換では多くの発言がありました。講師は驚くほどの知識を披露しつつ丁寧に説明をしてくださいました。時機を得た味のある講演会になりました。
雑巾寄付
〜捨てればゴミ、縫えば万能の布に変身〜
掛川勤労協は8月11日(月)市内の特別養護老人ホーム「かけがわ苑」に200枚、「ねねの里介護予防デイサービスセンターに100枚の雑巾を寄贈しました。
この活動は掛川勤労協の、小さな社会貢献活動の一つとして5年前から行なわれています。洗った使用済みタオルを、手で縫って(ここがポイント)仕上げる極めて簡単な活動ですが、毎年参加している会員の中には、もう家にはタオルがなく風呂に入れなくなってしまうの悲鳴も聞こえています。100枚以上仕上げた女傑も現れました。
寄贈先の「かけがわ苑」の施設長は「消耗品なので、とても助かる。館内清掃等に有効に使いたい」と語りました。
(通信員 石山義博)
袋井市勤労協
会長杯争奪 第5回グラウンドゴルフ大会
7月12日(土)原野谷川の広岡河川公園において、8ホール3ラウンドで開催した。参加者63名は、男女優勝者へのトロフィー及び1〜5位の豪華賞品を目指して自慢の腕を競った。「今日は調子がいいなあ―。どうしちゃったダイ」「おおー、(ホールイン)ワンが3回なんて出来すぎさ。心配せんでもエエヨ、すぐダメになるで」「俺は強すぎてアッチへ行っちゃった。ヤイヤイ、今日はダメだな・・・」と牽制し合いつつラウンドは進む。
7月12日(土)原野谷川の広岡河川公園において、8ホール3ラウンドで開催した。参加者63名は、男女優勝者へのトロフィー及び1〜5位の豪華賞品を目指して自慢の腕を競った。「今日は調子がいいなあ―。どうしちゃったダイ」「おおー、(ホールイン)ワンが3回なんて出来すぎさ。心配せんでもエエヨ、すぐダメになるで」「俺は強すぎてアッチへ行っちゃった。ヤイヤイ、今日はダメだな・・・」と牽制し合いつつラウンドは進む。
得点集計の間は、20個のBOXティシュ目指して、お楽しみホールインワン競争。表彰式では、5位入選者に会長から商品が授与された後、男女優勝者によるラッキー抽選会。「赤飯・カップ焼きそば・勤協タオル・お茶ペット」等6種類の中から早い者勝ちで30名が賞品をゲット。トロフィー、各種商品、参加者のお土産いっぱい、笑顔で帰る参加者を送り無事大会は終了。次回10月の第6回大会での再会を期して散会しました。
優勝者
(男子)落合晴男さん・スコア50 (女子)井口容子さん・スコア58
第6回平和写真展を開催
悲惨な戦争・原爆の真実を後世に伝えよう。
再び戦争への道を歩まないために!
広島・長崎原爆投下から69年。一瞬にして平和な街を生き地獄と化し、何十万人もの命を奪った原爆の惨状、日本全土を塗炭の苦しみに巻き込んだ戦争の惨禍を忘れることは出来ません。私たちは恒久平和を願い「風化されつつある原爆・戦争の被害を繰り返さない」ため『第6回平和写真展』を開催しました。
今の政権は、特定秘密保護法や集団的自衛権を認める憲法解釈の変更で9条を骨抜きにし、他国のために戦争のできる国へと舵を切った。戦前回帰の様相が心配です。忌まわしい戦争の時代へ歴史を戻してはいけません。次代を託する子供たちのために!
※この取組みは「袋井市核兵器廃絶平和都市宣言」を実践する平和推進運動です。
開催期間8月1〜8日の間、来場者数は280名、内小中学生は45名でした。来場者アンケートの一部を報告します。
- 10代女性「戦争のない時代が続くことを願います」
- 20代女性「あまりの悲しい写真は、ほとんど見られませんでしたが、戦争の事実を知るために、今後も展示会を続けてください」
- 40代女性「今の平和の裏には、このような悲惨な事実があったことを決して忘れてはなりません。2度と戦争を起こさないことを誓い、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。是非毎年開催してください」
- 50代女性「ここまでリアルな写真を見たのは初めて。意味のない死は絶対になくして欲しい。沢山の大切な資料品をありがとうございました」
- 60代男性「今の世相に不安を感じる。二度と愚かな時代とならいないようにしなければならない」
(袋井勤協ニュースNo.399より抜粋)
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