250号 2011年6月24日発行 ■静岡県内各地区勤労協の活動報告
▼三島市勤労協 発行●静岡県勤労者協議会連合会 ■静岡県勤協連第49回定期総会開催
静岡県連は第49回定期総会を6月11日(土)13時から静岡市・県勤労者総合会館で開催しました。総会は堀内副会長の開会あいさつで始まり、議長に清水地域勤労協の宮内代議員を選出した後、橋本会長代行から、最近の政治をめぐる情勢や県勤協連の課題等についてあいさつを行いました。来賓として、次の方々がそれぞれの立場からあいさつを行い県勤協連の活動を激励していただきました。
静岡県経済産業部労働政策課 大瀧光昭 課長
つづいて、勤労協に対する永年の功績を称えるため「表彰規定」により、次の7名の表彰を行い、橋本会長代行から表彰状と記念品を贈呈しました。 故 岡本信也氏 (浜松市勤労協)
この後、議事に入り、福井事務局長から2010年度活動・決算報告と2011年度活動方針及び予算案を提案しました。活動方針では、県勤協連が統一して取り組む4つの活動目標、具体的な活動の展開、勤労協組織の強化と拡大の方針が提案されました。総会は提案に対する質疑・討論の後、満場一致で経過報告・決算報告、活動方針・予算案を採択しました。役員選出の後、山田幹事のあいさつで総会を終了しました。 ■日本勤労協第25回全国総会開催 事務局長に橋本勝六氏を選出
日本勤労協第25回全国総会は、熊本市「国際交流会館」で2011年6月19日〜20日の両日開催されました。静岡県勤協連は堀内会長他8名が参加しました。総会アピール、新しい役員は次の通りです。
日本勤労協第25回全国総会は全国から200名の仲間が結集し、6月19日〜20日の両日、熊本市国際交流会館において成功裏に開催されました。 総会では、全国の勤労協が統一してとりくむ4つの運動課題を確認しました。第一に、住民参加のまちづくりに積極的に参加し、地域に「市民が担う新しい公共の概念」を確立すること。第二に、広域合併で生じた組織問題等にとりくみ、勤労協組織を再確立すること。第三に、地域住民の安全と生活環境を守るため護憲・反核などの平和運動に参加すること。第四に、脱原発・循環型社会をめざす運動に積極的にとりくむことです。 3月11日に発生した東日本大震災は東北の仲間にも甚大な被害を与えました。阪神大震災の比ではありません。復興と被災者支援には、日本の社会と政治のあり方の根本的な問い直しが迫られています。3ヶ月たつ今も被災者の生活支援は遅々としています。財界、政府、殆どの政党は「絆と支え合い、痛みの分かち合い」を叫びながら、大企業の250兆円に及ぶ内部留保を「聖域」にし、国民には大増税を求めて恥じません。 同時に起きた福島原発事故は、人類が初めて体験する原発震災です。4基もの多重破壊事故の深刻さは1基だったチェルノブイリをはるかに越えています。東電と政府の対応は、事態を「史上最悪の人災」にしてしまいました。避難は後手後手になり、放射能汚染情報は隠され、再びチェルノブイリの悲劇が繰り返されようとしています。数十万の住民の生活が奪われ、地域社会そのものが崩壊に瀕しているのに、政府と国会は、電力の独占体制と原子力村の利権を維持することに力を注いでいます。 今ほど4つの運動課題の真価と勤労協の存在意義が問われている時はありません。熱い心を持って東北の人々と連帯し、強いもの勝ちの政治と社会の変革に立ち向かいましょう。事故の収束は「終息」ではありません。被ばくの被害は、これから深刻な形で何年も続くのです。福島の被災者の棄民化を許さず、一刻も早く脱原発社会の実現をめざしましょう。失われた「公け」の精神を地域の生活・労働・福祉・平和・環境すべての領域から再建する中から、勤労協の運動と組織を生き生きと発展・拡大しようではありませんか。 2011年6月20日 日本勤労協第25回全国総会参加者一同 ■静岡県労福協第49回定期総会開催 静岡県労福協の第49回定期総会が6月7日(火)13時から静岡市・クーポール会館で開催されました。平野理事長、来賓(県経済産業部部長代理、連合静岡会長、県司法書士会会長、県ボランティア協会事務局長、NPO法人LWサポート理事長)のあいさつ後、金指専務理事から2010年度活動報告と2011年度活動方針の提案がありました。また、地区での活動について、小笠南地区労福協の代表から報告がありました。 ■静岡県各地区勤労協の総会と活動状況 ▼三島市勤労協(杉山精三通信員) 第48回定期総会開催
三島市連合勤労協2011年度第48回総会が5月31日(火)午後6時から三島市役所大社別館会議室で開催しました。総会議長には、西地区の北原昇さんを選出し、来賓には、新しく選出された豊岡市長、会員である下山市会議員、宇尾箱根接待茶屋の森づくり協議会会長、青木市農政課長等4名の挨拶。県勤協連会長代行、労金三島支店長のメッセージの祝辞を受けた後。2010年度事業計画・同予算・役員選考の提案がされ後討論に入り若干の修正後、全てが承認された。 2011年度の主な事業は『自然とのふれあい』を基本として協働して町づくりに参加して行こうで昨年度に引き続き会員と市民の協力をお願いしながら具体的な事業に取り組んでいきます。役員は、全てが留任で幹事の1〜2名の変更で信任されました。 2011年度役員は ▼伊豆の国市勤協連(小粥崇男通信員) 2011年度通常総会開催 伊豆の国市勤労協は5月4日(水・祝)時代劇場第1研修室にて2011年度通常総会を開催しました。2010年度経過報告、会計報告等承認され、2011年度活動方針案は、前年度の活動の反省の上に勤労協運動の在り方を模索しつつ地域に根ざした住みよい伊豆の国市づくりのために講演会・史跡めぐり、緑と水を守る活動、囲碁・将棋・スポーツ等平和憲法を守り、地域に根ざした活動に取り組んでいきます。 2011年度役員は 北総の「小江戸」−水郷「佐原」散策の旅
5月15日朝7時、韮山支所を44名の乗客を乗せたバスは快適に出発、天候にも恵まれ東京湾アクアライインも順調に通過し成田山門前町で昼食をとり新勝寺に参拝した後、水郷の町佐原で伊能忠敬記念館や古い町並み等、歴史に少々触れながの散策後18時過ぎ無事春のバスハイクの旅は終了。また、今度楽しい旅の約束に元気良く家路に帰りました。 東海地震=浜岡原発は大丈夫か? 福島第一原発現地リポート被災地支援報会を講師古長谷稔氏(三島市議会議員)北海度大学工学部(防災研究室)卒の講演会が5月26日(木)19:00より韮山時代劇場、映像ホールにて開催された。共催団体は伊豆の国市勤労協他2団体 ▼清水町勤労協(福本茂通信員) 植樹で柿田川と富士山の地下水を守る
トン汁美味しかったし、良い運動になった… 5月5日こどもの日、清水町役場駐車場よりバス2台80名参加で東伊豆町稲取クロスカントリーコースの4kmコースに挑戦です。トン汁を作ったり会場設定隊は別行動で出発。4kmコースを歩くには適した天候でしたし、1時間30分の挑戦は適度な運動で。緑の芝生の上での拡げた昼食のトン汁とおにぎりは大好評で、御代わりも欲しいわ…との声も聞かれました。帰りは天城街道の道の駅ではつつじの花が綺麗に咲き30分ほどバスは停車し見学をして予定の4時に全員無事帰宅しました。 第42回定期総会開催と42周年記念植樹 5月29日(日)9時より清水町防災センター研修室にて42回定期総会を開催しました。朝からのあいにくな雨で気になりましたが、総会議長は桜井代議員を選出し、山本博保清水町町長、清水町議長、全労済、森野議員、吉川議員、地域振興課長等の祝辞と県勤協連のメッセージを受けた後。10・11年度活動報告。決算・予算書も承認されました。総会は問題も無く無事終了しました。 2011年度役員は
▼掛川市勤労協(石山義博通信員) 第59回定期大会開催 掛川勤労協は台風1号の余波で強い雨が降りしきる、5月29日(日)第59回定期大会を開催した。2010年度は従来活動に、(1)女性活動、(2)平和活動「アクションワン」、(3)雑巾寄付の三つの活動を加えて、また「かけがわ勤協環境美化ボランティア事業活動」に対して、掛川市より感謝状を受けるなど充実した一年でした。しかし、深刻な課題として(1)会員減少と超高齢化、(2)活動のマンネリ化、(3)理容事業の衰退化、(4)支部組織の弱体があります。この課題に対する特効薬が見つからず苦悩を深めています。 大会はこの日の天候とは逆に無風状態でした。論議を引き出す知恵が執行部になかったことを反省しなければならないと感じました。提案議題は全て満場一致で承認されました。 来賓 2011年度役員は 「浜岡原発を考える」 掛川勤協は5月29日(日)第59回定期大会後11時10分から12時まで標記のように講演会を開催しました。 東日本大震災によって引き起こされた「東京電力福島第一原発事故」は世界中を震撼させています。それでは地元に「浜岡原発」は大丈夫かと三役会で議論となり今回の講演会となりました。ただ、開催を決めた時点では「浜岡原発全炉前面停止」というビックリ仰天の事態ではありませんでした。講演はビデオをみてから話を聞きました。ビデオでは地元「桜が池」の鯉に腫瘍が出来ていたり、植物が異常に大きくなったり等の浜岡原発の影響をみせられました。 日本の現在の発電は「大規模集中型発電」でさまざまなリスクがある。これからは「小規模地域分散型発電」を推進しなければならない。「小規模地域分散型発電」は、太陽光発電・波力発電・風力発電・地熱発電が考えられるが、もう一歩進めて、電池発電があると説明していました。 講演では、東京電力柏崎刈羽原子力発電所のある新潟県刈羽村のサクラの花に多くの異変が見つかった。(2008年)同原発は2007年7月の中越沖地震の直後、通常値より高い放射性ヨウ素を放出した。サクラの異変との因果関係は不透明だが、住民の不安は強まっている。などと、豊富な資料を基に講演していただきました。紙面の都合で詳しく説明できないのが残念です。 ▼袋井市勤労協(太田強通信員) 袋井勤協・第60回定期大会開催 袋井市勤協は6月4日(土)9時30分より勤協会館に於いて、来賓6名と役員・代議員39名が出席して定期大会を開催した。会長の挨拶に続き、金原袋井市産業振課長、福井県連協事務局長他の来賓より祝辞を頂戴し、メッセージ披露の後議事に入った。2010年度活動報告と一般会計及び特別会計決算報告を太田事務局長が、監査報告を日吉会計監査が行い、各報告については満場一致で承認されました。 続いて、議案の2011年度活動方針案を会長、2011年度一般会計予算案を事務局長、2011年度役員選出を沼野常任委員が提案し、質疑討論の上、原案通り決定されました。役員改選では、副会長、事務局次長、常任委員各1名を補充しそれ以外は再任された。 大会に続き初めての試みとして、袋井市防災課長に講師派遣を要請し、「現地に学ぶ、東日本大震災の教訓」のテーマで講演会を開催した。 現地ボランティアに参加した金原課長は、袋井市の海岸とよく似た地形の「宮城県名取市、岩沼市」の被災状況についてパワーポイントを使い報告した。 最後に今回の大震災を踏まえて、袋井市としての「津波被害への対策 液状化の対策 原子力防災対策」等新たな取組みについて説明された。最後に、大震災勤労協東北、関東支援金カンパをお願いし閉会となった。「有意義な大会だった」との感想が寄せられた。 2011年度役員 「松林の再生で・白砂青松を取り戻そう」 草刈ボランティアで大汗・・・・
※ 浅羽海岸の松林再生で白砂青松を取り戻し、次世代へ貴重な緑の財産を継承することを目的として、地元自冶会・各種団体等が参加して行動します。袋井勤協は平成17年のスタート時から“緑のボランティア団体”に登録し、活動を続けております。
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