240号 2010年8月30日発行 ■静岡県内各地区勤労協の活動報告 発行●静岡県勤労者協議会連合会
会長代行に橋本勝六副会長
静岡県勤協連は、岡本信也会長の死去に伴い8月28日第2回幹事会で、県連規約第14条に基づき橋本勝六副会長を会長代行に選出しました。 ■被爆65周年原水爆禁止世界大会(広島)に参加して 今回、初めて被爆65周年原水爆禁止世界大会(広島)に静岡県代表団14名の一員として参加しました。8月4日から6日までの3日間広島特有の猛暑日のなか、普通の日常生活では経験出来ない充実したとても有意義な行動となりました。
8月4日は、折鶴平和行進と核兵器廃絶2010ヒロシマ大会が6,800名の参加で開催されました。大会の中では被爆者からの訴えとして、「葉佐井博巳さん」の中学校2年在学中に動員先の兵器工場で広島への原爆投下を知り、自宅へ帰宅したが原爆で焼失しており、その際に被爆した状況やその後の被爆体験証言活動が報告され、強い感銘を受けました。
8月6日は、早朝から広島市平和記念式典に参加しました。原爆投下時刻の8時15分「平和の鐘」を合図に1分間の黙とうをささげました。秋葉忠利広島市長の「平和宣言」、バンギムン国連事務総長の「希望のメッセ−ジ」に比較すると、管直人首相のあいさつは「核兵器廃絶」に向けた行動力、発信力の弱さに失望しました。 今回、この大会に参加して改めて「平和」への尊さが身にしみてわかりました。悲惨な戦争・原爆の投下から65年、残念ながらその体験も次第に風化しつつあります。いまだに世界各地では戦争が絶えることなく多くの人びとが悲惨な状況におかれています。今こそ、私たちは積極的に平和活動、平和への願いを市民に伝えていくことが大切だと思います。
【1】 「核兵器廃絶平和都市宣言」制定に記念植樹した広島原爆のアオギリ2世と長崎原爆のクスノキ2世の樹木見学と「原爆と大戦の真実・平和写真展」 【2】 「非核平和都市宣言アクション・ワン」 【3】 「原爆と峠の三吉の詩パネル展」 【4】 「清水平和の塔」清掃 7月31日 (静岡県代表団員レポート集より) ■静岡県各地区勤労協の総会・活動報告 ▼掛川市勤労協 (石山義博 通信員) ≪女性活動スタート≫ 内容によっては参加者の半分は女性という活動もありますが、企画から全て女性の手づくり活動は長い歴史上初のことであると思います。6月に女性8名で意見交換会を開き、7月24日に針山作りに挑戦しました。針山って『針を刺して保管するものでしょ』普通はこれで終わるのですが…この日の勤協事務所はピーチク、パーチク状態でとても男性が近寄れませんでした。次回予定は9月4(土)手芸、9月18日(土)実用家庭書道を予定しています。会員が講師となり開催。特に女性の特権おしゃべりも楽しく、多数の参加を希望しています。 特養ホームに雑巾200枚寄付しました 今年の1月の事業検討委員会で、「理容室の古くなったタオルはどうしているのだろう」と委員から話が出た。この発言が「捨てるだけなら雑巾に…」「雑巾にして何処かに寄付をしたらどうか」「掛川勤協の小さな社会貢献活動の一つに…」となりました。そこで、掛川勤協が有償理容ボランティアに訪問している特養ホームに尋ねたところ、「大変ありがたい」との返事がありました。
家にある古いタオルも含めて理容、事務職員、役員、会員が、特に男性役員はメガネを掛けて慣れない手つきで頑張り200枚が集まりました。7月31日、特養ホーム「かけがわ苑」へ堀内会長から代表者に寄付いたしました。 ★今後の活動予定…
『非核平和都市宣言』アクション・ワン 戦後六十年余、日米安全保障体制は堅持しつつも、その在り方を見直す、日米の関係を見直す、そして普天間基地を国外に持っていくことをめざした前鳩山政権の方針は今でも正しいと思っています。平成十九年三月二十三日、掛川市は『非核平和都市宣言』を制定いたしました。 「掛川市はこのかけがえのない地球の平和と美しい自然を守るため、わが国における非核三原則の堅持、全世界の核兵器の廃絶と軍縮に向け不断の努力をする」ことを宣言した。 宣言だけに止まらず行動が必要です。掛川市勤労者協議会は本年「秋」、第二次世界大戦の痛ましい教訓を市民手づくりの活動で後世に伝えていくため、『非核平和都市宣言』アクション・ワンを企画・実践します。中央図書館ロビーを活用し、被爆写真パネル、第二次世界大戦実録フィルム放映、戦争体験者による「語り部」の実施です。多くの市民の皆様のご参加・ご協力をお願い致します。
▼袋井市勤労協 悲惨な戦争・原爆の現実を後世に伝えよう! 袋井市勤労協は昨年に続き8月1日〜10日9時〜16時袋井市役所2階・市民ギャラリーにて「風化されつつある原子爆弾の悲惨さや、戦争の悲劇を繰り返さないため」の取組みを昨年に続き平和写真展を開催。
1945年8月6日人類史上は初めての原子爆弾が広島に投下され、街は一瞬にして廃墟と化し、多くの人命が奪われた。かろうじて生き残った人も心と体に大きな痛手を受け、多くの被爆者が今なお苦しんでいます。今、広島の地に立って当時の惨禍を思い出させるものは殆ど存在しません。
原爆投下後の広島の光景を 迫り来る炎に焼かれる広島の街
袋井市は市政5周年にあたり『核兵器廃絶平和都市宣言』を制定し、「広島の原爆アオギリ2世」と「長崎の原爆クスノキ2世」をメロープルザ東側芝生広場に記念植樹しました。恐ろしい平和の尊さをいつまでも忘れずに、後世に語り継いでいきましょう。 (袋井勤協ニュースより抜粋) |
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