205号 2007年8月20日発行
■第21回参議院選挙の闘いご苦労様でした
静岡県勤労者協議会連合会
副会長 橋本勝六
【資料】
参院の新議席
参院選・静岡選挙区市町村別得票数
静岡県内各地区勤労協の活動状況
▼清水地域勤労協
原爆パネル展
「清水平和の塔」清掃作業
▼浜松市勤労協
発行●静岡県勤労者協議会連合会
Tel&Fax 054-273-5130
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■第21回参議院選挙の闘いご苦労様でした
静岡県勤労者協議会連合会副会長 橋本勝六
7月21日公示、29日投・開票で闘われた第21回参議院選挙は民主党が圧勝、自民党が惨敗し、参議院内の与野党が逆転した。
自民党は37議席(改選数64)となり歴史的敗北となった。これに対し民主党は60議席(改選数32)と大躍進し、参議院第1党となった。公明党は9議席(改選数12)、共産党は3議席(改選数5)、社民党は2議席(改選数3)といずれも減少した。
この選挙結果は、民主党の独り勝ちによる2大政党化の進行と、安倍内閣に対する不信任を突きつける参議院選挙の特徴となった。
今回の参議院選挙で問われたものは、第1に年金問題であり、とりわけ浮いた年金記録5000万件と年金の信頼問題や、小泉内閣が進めてきた規制緩和・市場経済路線による格差拡大からその是正処置が問われ、都市と地方の格差が問われた。
第2は、カネと政治に関する政治資金問題・閣僚の失言に伴う安倍首相のリ-ダ-シップのあり方。
第3は、戦後レジウムからの脱却「美しい国」を目指す日本の針路、憲法改正や自衛隊の海外派遣などを突き進む安倍内閣の姿勢が問われた。
選挙結果は国民投票法の強行採決などを通じて、憲法改正に突き進む安倍首相、地方分権も三位一体改革は地方交付税の削減が先行され、地方の厳しい財政問題を引き起こし、地方の不満は高まり、併せて、郵政民営化の強行、市町村合併による自民党支持者が地方から反乱を起こした。
民主党は大躍進したが、連合高木会長は「民主党の勝利は敵失」と言っている通り、安倍自民党政権に対する批判からの得票も多く示されている。今後は衆・参議院がねじれ現象となり、民主党が政権政党としての資質が問われることとなる。マニフェストに示されている消費税問題、年金財源問題など重要問題が山積していますが、国民の期待に応えるよう頑張ってほしいと思います。
このような結果を選択したことから、政治は大きな転換点を迎えると思います。私たちもしっかり注目して行きましょう。勤労協に結集する皆様に、参議院選挙に対しますご支援ご協力に心より感謝申し上げます
【資料】参院の新議席
【資料】参院選・静岡選挙区市町村別得票数
■静岡県各地区勤労協の活動状況
▼清水地域勤労協 原爆パネル展開催
本年は終戦62周年、憲法施行60年を迎え、安倍内閣が国民投票法案を強行採決など憲法改正の動きや戦争の風化など心配されています。清水勤労協は毎年、清水区内で「原爆と峠三吉の詩」パネル展を開催しています。
本年はハートピア清水1階ロビーで8月9日から20日まで開催し期間中多くの市民に来ていただき、原爆の悲惨な状況や日本が再び戦争の道を歩まない誓いを感じてほしいと思います。
▼清水地域勤労協 『清水平和の塔』清掃作業に汗だく
07年8月4日、清水日本平運動公園サッカー場入口付近に設置されている「清水平和の塔」の清掃作業を清水地域勤労協と社民党の共同事業で取り組みました。
平和の塔の建設経過は旧清水市の中で非核平和都市宣言の採択に向けた陳情(昭和62年)平和の塔建設市民カンパによる建設要望で平成5年に完成しました。以来毎年8月に清掃作業を取り組んでいます。
当日は好天に恵まれ草刈、塔の清掃などでしっかりと気持ちよい汗を流しました。
地元、静岡新聞(8月6日付)にも掲載されました。
▼浜松市勤労協 (浜松勤労協通信より)
浜松市勤労協では、第39回浜松市長杯争奪勤労者女子バレーボール大会の参加希望チームを募集しています。
日時 9月2日(日)9時30分
会場 新橋勤労者体育センター
なお、プルタブ、使用済切手、未使用はがきなどの拠出をお願いしています。拠出されたものは社会福祉協議会にお届けします。
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