184号 2005年11月14日
■静岡県連05年度第4回幹事会開催
■東海・北陸ブロック勤労協交流集会の開催
■第43回県勤協連研究集会の開催
■県護憲第26回定期総会開催
■しずおか憲法9条を擁護し実現する会結成総会開催
■第42回護憲大会開催
■囲碁大会が伊豆日々新聞に掲載
■交通安全の願いを込めて・袋井市勤労協
■静岡県勤協連掲示板
発行●静岡県勤労者協議会連合会
Tel&Fax 054-273-5130
E-mail shizuoka@kinrokyo.net
■静岡県連05年度第4回幹事会開催
静岡県連は、11月5日15:00から勤労者総合会館で、本年度第4回幹事会を開催し、最初に堀田事務局長から経過報告として次のことが報告されました。
1.各地区行事と予定(一部ニュース183号と重複。後記)
2.東海・北陸ブロック各地区勤労協交流会(後記)
3.第43回県勤協連研究集会(後記)
議事として以下のことを討議し決定しました。
1.第7回東海・北陸ブロック総会対策
06年5〜6月開催予定の第7回東海・北陸ブロック総会は、本県開催の番にあたるので、開催予定地を伊豆長岡温泉の「おおとり荘」で6月3日(土)〜4日(日)ということで仮決定し、東海・北陸ブロックの承認を得たい。
また、県内各地区の負担軽減のため、06年度の第44回県連大会を同日開催することとし、4日のブロック総会終了後13時からの開催を考える。具体的にはブロック総会の日程が固まり次第、次の幹事会で決定する。
2.第43回県政懇談会
期日は06年1月中下旬を予定し、懇談テーマは、研究集会で取り上げたテーマと連動して、自然災害を取り上げる他、少子化対策、環境問題、就業支援など労働問題の4項目とする。具体的な質問項目等の詳細は次回幹事会で決定する。
3.しずおか憲法9条を護り実現する会への参加結成総会対策
総選挙の施行で延期していた「しずおか憲法9条を擁護し実現する会」の結成総会が、県勤協連ニュース183号で周知したように、11月12日13時30分より、静岡市東静岡駅前のグランシップ11階の大会議ホールで開催されるので、県勤協連としての取り組みを次のとおり決定した。総会における役割分担準備会から要請されたことに以下のとおり対応する。
総会議長に堀田事務局長、閉会あいさつ南園副会長をあてる。
参加要請人員 合計30名程度の参加を求める
1名 伊豆の国市、旧浜北市、新居町
2名 清水町、焼津市、浜松市
3名 三島市、富士市、掛川市、袋井市
4名〜5名 清水地域、静岡地区
役員派遣準備会の要請により以下の役員を派遣する
副会長=岡本信也県勤協連会長
幹事=堀田昭夫県勤協連事務局長
負担する会費は年間2万円を納付する
4.次回幹事会
次回、第5回幹事会を06年1月14日(土)に決定して終了しました。
■東海・北陸ブロック勤労協交流会の開催
東海・北陸ブロック勤労協協議会では、本年から新しい試みとして、各地域の勤労協活動の交流会を現地で行うことになりました。第1回の今回は北陸3県の県連と9地区勤労協が、静岡県の県連及び4地区勤労協と直接交流するという計画で、次の通り実施されました。
1.実施期日 2005年10月29日(土)14:00〜30日(日)11:30
2.集合場所 掛川市勤労協事務所
第1日 10月29日
掛川市勤労協事務所にて理髪店等の事業見学後、交流会開会
東海・北陸ブロック開会あいさつ 水上ブロック事務局長
静岡県連あいさつ 堀内静岡県連副会長
日程説明 堀田静岡県連事務局長
静岡県内、掛川市、浜松市、袋井市、焼津市の各勤労協活動報告等で各県代表との交流。
終了後、各県代表はいったん宿舎の「掛川ビジネスホテル駅南」へその後掛川市内「魚友」にて全員が集合して夕食懇談会静岡県を除く3県の参加者は掛川市内のホテルで宿泊.静岡県内参加者は解散。
第2日 10月30日
3県参加者のみNHK大河ドラマ「功名が辻」予定の掛川城見学後、袋井市勤労協事務所にて理美容事業等を見学、活動内容の交流。解散
3.参加者名簿
東海・北陸ブロック 水上賢市事務局長
富山県 東 篤(富山県連)平田一俊(高岡市勤労協)大谷昭良(砺波市勤労協)
石川県 井端利男(石川県連会長)大熊博幸(津幡町勤労協)
中江川忠臣(白山市勤労協) 本 正寛(金沢市勤労協)
福井県 砂長谷弘樹(あわら市勤労協) 宮崎勇雄(春江町勤労協)
和田龍三(松岡勤労協) 青山雅弘(鯖江市勤労協)
静岡県 堀内武治(県連副会長) 堀田昭夫(県連事務局長)
原田義雄(焼津市勤労協) 石山義博(掛川市勤労協)
田村忠夫(浜松市勤労協) 中村 真(袋井市勤労協) 合計18名
4.交流内容
静岡県側の活動報告は最初に、静岡県連の堀田事務局長が、県内の組織状況や県政懇談会、研究集会等の行事、財政について説明。ついで静岡県内地区勤労協から各10分程度の報告を行いました。
報告内容の項目は、勤労協の創立年月日、創立に至る簡単な経緯、会員数(個人、団体等)、財政(会費、事業収入、行政からの補助、その他)、最近の主要な活動(本年度総会議案書等で説明)について説明しました。その他、資料が寄せられた新居町、伊豆の国市各勤労協の活動も併せて県連から報告されました。
これに対し、各県からそれぞれの立場で質問や意見が寄せられると共に、各県各地区の活動についても報告されました。なかでも金沢市勤労協の中高年のためのパソコン教室開設等は本県でも参考になりました。
夕食懇談会は各地区参加者で活発に交流しました。翌日は掛川城見学の後、袋井市勤労協前で記念撮影を行い、袋井市勤労協の三役、前会長等が参加して、袋井市勤労協の活動内容や理美容活動等について、質疑応答が行われ現地で解散しました。
【写真】掛川市勤労協事務所での交流会(2005年10月29日)
■第43回県勤協連研究集会の開催
本年度の研究集会については、第3回県連幹事会で開催日時や課題等を決定し、講師や演題等について、会長を通じ静岡県庁へお願いして下記のとおり開催しました。
1.日時 2005年11月5日 10:30〜
2.場所 静岡市黒金町 静岡労政会館5F
3.内容
10:30 会長あいさつ
10:35 講演 「教育の現状と課題」
講師 静岡県教職員組合副委員長 赤池浩章氏
12:30 昼食休憩
13:00 講演 「地震・自然災害対策の現状と課題」(生活の中でできる防災)
講師 静岡県総務部防災局専門監 伊熊 修氏
15:00 まとめ 解散
講演の「教育の現状と課題」については、赤池講師から教育基本法を変えた方が良いという人の大半は内容をよく知らないという人で、内容を国民の皆さんに良く知ってもらう運動が大切。4年毎に更新される教科書採択問題では「新しい教科書を創る会」主導の歴史・公民教科書が、公立、私立の中学校で推計で歴史4800冊(0.38%)公民2060冊(0.17%)に止まり、「創る会」が目標とした10%を大幅に下回った。
現場教師の体験では「大変分かりやすい教科書だがそれが恐ろしい」との見解があった。
いま話題の総合教育は文科省の調査で保護者と子どもからの評価が高いが、現場教師の評価が低かった。実務の面で負担が重いのと経費が少ないことが原因。
その他、義務教育のあり方、通学区域の撤廃、中高一貫教育の是非、静教組の教育政策提言等広範囲の教育問題について、短時間で分かりやすい講義があり、参加者からは塾の問題、総合教育への参加体験、図書費の別途徴収、就学援助、学校付近の不審者対策等多数の質問意見が出されました。また、岡本会長からは県議会における教育問題の審議状況等が報告され、活発な討議が行われました。
講演の「地震・自然災害の現状と課題」については、伊熊講師から最近発生した地震・台風等の被害状況、東海地震の観測体制と被害想定、大規模災害時の行政、防災関係機関の活動、自主防災組織、家庭での行動、地域の災害弱者対策等について、スライドの画面で説明されました。
自然災害全般という広い課題にもかかわらず、専門家の立場から分かりやすく説明があり、参加者から災害に対する心構え等について、質問・意見が出されました。講義のまとめとして、「自分の命は自分で守る。自らの地域は皆で守る」を合言葉に自助、共助、公助の効果的な災害対策をめざすことを確認しました。なお、当日紹介された静岡県地震・防災センターホームページアドレスは
(http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/)です。
研究集会は南園副会長の閉会あいさつで15時すぎに閉会しました。
■県護憲第26回定期総会開催
県勤協連が加入している憲法擁護静岡県民連合の第26回定期総会が、10月28日13:30から、静岡市労働会館で開催されました。
総会では庄司静男平和・国民運動センター会長を議長に選出。酒井邦夫社民党県代表から来賓あいさつを受けた後、太田賀津雄事務局長から、第41回護憲大会への取り組み、東海ブロック憲法フォーラムへの参加、「しずおか憲法を擁護し実現する会」の結成準備、「5.5平和行進」への参加、米海兵隊の東富士実弾砲撃演習に対する抗議集会等の経過報告及び、05年度活動方針が提案されました。
活動方針の基調では戦後・被爆60年、新たな決意と行動で憲法理念の実現を目指し「人間の安全保障」確立、平和、人権、民主主義と、環境保全、多民族・多文化の共生社会の実現する運動をすすめる方針などを満場一致決定しました。具体的な活動では中央の平和フォーラムが主催する活動への参加。「しずおか憲法9条を擁護し実現する会」の結成。憲法フォーラムの開催等をすすめることになりました。
総会ではこの他、04年度会計報告、05年度予算も提案され、いずれも満場一致承認されました。05年度役員は以下のとおりです。
代表委員 庄司静男(平和センター)酒井邦夫(社民党県連)
事務局長 太田賀津雄(平和センター)同次長 石垣隆司、竹内 武 委員13名
■しずおか憲法9条を擁護し実現する会結成総会開催
9月11日総選挙の結果、自民党は296議席、公明党を含む与党全体では327議席を獲得し、衆議院議席の3分の2を占める結果となりました。この結果、小泉政権のもとで急速に進んでいる自衛隊の海外派兵や靖国参拝、教育基本法改悪等、右傾化の動きが一層強まり、その総決算として9条改悪を中心とする「憲法改定」の動きになっています。こうした情勢のなかで、憲法9条を擁護し、実現していく市民的な静岡県内の集いを組織するため、準備がすすめられてきました。
県勤協連として、7月2日の第2回幹事会で準備会への参加を決定し、呼びかけ団体の一つとして結成総会へ参加しました。総会の内容は次のとおりです。
日時 2005年11月12日(土)13:30
場所 静岡市駿河区 JR東静岡駅前 グランシップ・交流ホール
規模 270人(県勤協連から30名程度参加)
結成総会は定刻に、小沢明美浜松市議の開会あいさつと司会ではじまり、議長に選出された堀田昭夫県勤協連事務局長は「憲法を守り抜くためにも、その理念を実現するため運動をすすめる会にしたい」とあいさつしました。
呼びかけ団体を代表して酒井郁夫社民党県連代表が「この会を結成するまでの経緯や情勢について」報告を行いました。ついで、議事に入り、山下登社民党県連幹事長から、結成までの経過及び結成趣意書と会則、当面の活動方針が提案されました。
活動方針では「違憲実態が進行するなかで、改憲勢力がどのように憲法を変えようとしているか」などの情勢と共に「憲法9条を擁護し実現するため、憲法にそって現実を変えよう」「そのため、学習・講演会等を開催し、宣伝活動や議会・行政への働きかけを行い、地域での組織化に取り組んで行く」と提案しました。総会では提案を満場一致で確認しました。
役員には、
会長 庄司静男(平和・国民運動センター)
副会長 酒井郁夫(社民党)
副会長 中林充(平和・国民運動センター)
副会長 岡本信也(県勤労者協議会)
事務局長 山下昇 同次長太田賀津雄(平和・国民運動センター)内野茂(社民党)
その他、県勤協連の堀田事務局長外地域代表の8名が委員に選出されました。
会長に就任した庄司静男さんは自民党の新憲法草案にふれて「いよいよ現在の憲法が危なくなってきた。力を合わせてこの動きを変えて行きたい」とあいさつしました。
総会はこの後、県教組赤池浩章副委員長、袋井市勤労協鈴木玄六副会長からそれぞれの立場で決意表明があり、結成総会宣言を自治労磐田市職の長島幹さんが読み上げ、議事を終了。県勤協連南園副会長の閉会あいさつで閉会しました。
休憩の後、「憲法9条を現代にどう生かすか」というテーマで、講師の獨協大学古関彰一教授から講演を受けました。古関教授は「60年にわたって平和憲法を守ってきたが、政府は平和を目指す具体的な政策を一度もとらなかった。私たちの運動でそれを創造して行かなければならない」と指摘しました。
総会は16時すぎすべての日程を終えて解散しました。
■第42回護憲大会開催
「戦後・被爆60年、平和・人権・民主主義の実現をめざす第42回大会」(第42回護憲大会)が11月3日〜5日の3日間、さいたま市の大宮ソニックシティ大ホールで、フォーラム平和・人権・環境などの主催で開催されました。
大会初日の開会総会は、約4,000名が参加して大きな盛り上がりを見せました。大会は定刻の13:30にはじまり、主催者を代表して江橋実行委員長が憲法をめぐる諸情勢等についてあいさつ。地元埼玉県の浪江実行委員長がこの大会へ向けて積み上げてきた集会・学習会など地元の取り組みを中心に歓迎のあいさつを行いました。
つづいて、福山事務局長から「憲法9条の改定は絶対に許せない」「国民投票法案は憲法改定のためのものであり、反対の立場で取り組む」など大会基調の提案を行いました。来賓あいさつでは連合の高橋副事務局長、民主党の細川衆議院議員、社民党の福島党首らが連帯のあいさつを行いました。総会は問題提起に入り、次の2名の方が特別提起を行いました。
「狭山裁判、再審の実現を」石川一雄 (狭山事件元被告)
「平和基本法の確立に向けて」 前田哲男 (東京国際大学教授)
総会はこの後、シンポジウムを開催。江橋平和フォーラム代表の司会で周維宏(北京外語大)李 鐘国(東大)櫛渕万里(ピースボート)のパネリスト各氏から「日中、日韓など東アジアの友好交流からみた日本国憲法」「憲法9条を東アジアの平和と安定のための共通の財産として残す」などの提起があり、会場からの質問を交えて活発な討議が行われました。
大会第2日目は、非核・平和・安全保障。教育と戦後補償。人権確立。地球環境。民主政治・地方自治の5つの分科会と、狭山事件、秩父事件の現地を尋ねるフィールドワーク。男女共同参画社会の実現、六ヶ所再処理工場問題、731部隊展の3つのひろば。運動交流特別分科会など各所で多彩な行事がありました。
大会第3日は、JA共済埼玉ビルホールで閉会総会が行われ、各種課題に対する特別提起や各種の表彰があり、大会アピールを宣言して閉会しました。
県勤協連から堀田事務局長が参加しました。
■囲碁大会が伊豆日々新聞に掲載
伊豆の国市勤労協が10月16日に開催した「秋の囲碁大会」が、地元の伊豆日々新聞(10月18日付)に掲載されました。
■交通安全の願いをこめて 袋井市勤労協カーブミラー清掃実施
袋井市勤労協は9月18日秋の交通安全運動にあわせて勤労協事務所周辺、栄町、山門町、山名町,睦町、下地34箇所のカ−ブミラー清掃と同時にカーブミラーの破損がないかチェックを実施しました。
清掃にはお揃いの勤労協名入りブルーの帽子をかぶって行いました。
■静岡県勤協連掲示板
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今後の各地区活動予定
10.16 伊豆の国市勤労協 秋の囲碁大会 韮山時代劇場
10.16 浜松市勤労協 労福協まつり参加 オート駐車場
10.23 袋井勤労協 県・市議会報告会 講師 岩瀬県議 寺井袋井市議
10.27 焼津市勤労協 浜岡原発見学会
10.28 第26回県護憲定期総会 静岡市労働会館
10.29 東海・北陸ブロック勤労協交流会 掛川市
10.29 新居町勤労協 白川郷・白山バス旅行
11.3 清水町勤労協 「歩け歩け大会」山梨県八ヶ岳
11.3 三島市勤労協 上高地バス旅行
11.3〜5 第42回護憲大会 さいたま市
11.5 袋井市勤労協「市政懇談会」 市長、産業部長出席
11.5 県勤協連第43回研究集会 自然災害対策、教育に関する諸問題
11.5 第4回県勤協連幹事会
11.9 清水地域勤労協 第11回定期総会
11.12 しずおか憲法9条を擁護し実現する会結成総会
11.12 焼津市勤労協 日帰りバス旅行「豊丘村農業祭・水引の里・貧乏臣神社」
11.13 伊豆の国市勤労協 秋のバスハイク「昇仙峡と三大奇矯(猿橋)方面」
11.20 新居町勤労協「りんご狩り(オーナー制)」と「土岐プレミアム・アウトレット」見学
11.25 静岡県労福協第2回幹事会 静岡市あざれあ5F 13:00
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