168号 2004年9月21日
■掛川勤労協が県連と共催で年金問題の講演会開催
■ 「しずおか県勤協連ニュース」のホームページ開設
■在沖米軍の東富士砲撃演習に抗議する県民集会
発行●静岡県勤労者協議会連合会
Tel&Fax054-273-5130 E-mail shizuoka@kinrokyo.net
■掛川勤労協が県連と共催で年金問題の講演会開催
掛川勤労協は「どうなる私の年金」のテーマで講演会を、9月11日(土)9:30〜12:00まで、掛川市の徳育保健センターで開催しました。この講演会は静岡県連と共催で開催したので、掛川市内だけでなく県内各地域の勤労協の皆さんも参加しました。
講演会は堀内掛川市勤労協会長が「今日の年金制度がどうなっているのか、正確に把握した上で議論をすすめるため、今日は社会保険事務所から講師をお迎えした」とあいさつの後、掛川社会保険事務所八木年金給付課長から、年金の意義と役割、制度の体系や財政の仕組み、今回の制度改正の全体像と見直しの骨格、保険料の収納対策など制度の全般にわたる説明がされました。
参加者からは次の質問がありました。
▼保険料の未納が4割に達する対策はどうか
▼所得代替率50%確保は大丈夫か
▼制度改正によって本当に100年もつのか
▼年金積立金の運用で7兆円の赤字をどうするか
▼国庫負担を2分の1にしても結局税金から出すのではないか
▼保険料収納について各企業の把握は税務署の半数程度というがどうか
▼保険料の未納者にも給付の権利はあるのか・・・・
質問に対する八木課長の答弁の後、堀田県勤協連事務局長から集約として「年金問題の背景に少子高齢化がある」「給付と負担のあり方はこんごも検討が必要」「年金の一元化・個人化など抜本的な改革をすべきだ」「保険料の未納対策や積立金運用など国民の信頼が得られる対策を希望」等の問題提起があり、散会しました。
■ 「しずおか県勤協連ニュース」のホームページ開設
これまで、発行してきた「しずおか県勤協連ニュース」をホームページに掲載し、県内及び全国へ公開することで、県内勤労協の活動を紹介すると共に、新規の会員獲得の一助にしていきたいと考えています。このため、日本勤労協のホームページ開設にあわせて本県でも開設しました。
こんごホームページには毎月「しずおか県勤協連ニュース」を随時掲載することを中心に、県内の勤労協関係行事などを掲載することで更新していきます。
新設のページには、本年4月新年度以降の勤協連ニュースのバックナンバーと、開設にともなう勤労協会員むけのあいさつ及び、一般市民むけのあいさつも掲載してありますので、アクセスしてみて下さい。また、当面は勤協連ニュースの文書版も従来どおり発行していきますので閲覧して下さい。
アクセスのためのアドレスと投稿の際のeメールアドレスは次の通りです。
ホームページアドレス
http://www.kinrokyo.net/shizuoka/
eメールアドレス
shizuoka@kionrokyo.net
ホームページを維持していくため、各地区勤労協の行事内容等を県連へお知らせ下さるか、ホームページへ直接投稿して下さるようお願いします。
■在沖米軍の東富士砲撃演習に抗議する県民集会
県勤協連に対し、平和運動で共同行動をとっている県平和国民運動センターから、別紙の通り、県民集会へ参加を要請されてきましたので、検討の結果、東富士演習場の恒常的な使用反対、米軍基地の全面返還を前提とした地元民との土地等使用協定に反することに抗議、東富士が米軍の再編に伴い日米の軍事拠点化する恐れがある等の状況を考慮して、この集会へ中・東部ブロックを中心に参加をお願いしました。この集会は次の通り開催されました。
抗議集会の名称
「在沖縄米海兵隊県道104号線越え実弾砲撃演習東富士移転に抗議する県民集会」
内容
開催日時 2004年9月14日(火)13:30 集合
開催場所 御殿場市仁杉 馬術スポーツセンター駐車場
開催内容 集会と街頭アピール、デモ行進
集会は、平和国民運動センター太田事務局長の司会で始まり、庄司会長から今回の米軍演習の内容や冷戦後の米軍再編の中心が日本国内の基地強化、自衛隊との一体化に向かっている情勢などの報告と共に、東富士を日米の軍事拠点にしないため、平和運動をすすめるとの決意表明がありました。
さらに、酒井社民党代表の連帯あいさつの後、米軍再編、日本の基地強化に反対する集会アピールを採択し、「運動の継続」を訴える県勤協連堀田事務局長の閉会あいさつで集会を終了。滝が原の米軍基地周辺でデモ行進を行って解散しました。勤労協からは清水町、三島市、静岡市など県東部を中心に参加しました。
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