勤労協のマーク
ひとつ戻る
トップページへ
s1_17.gif
初めての方へ
投稿のページ
問い合わせメール
バックナンバー
リンク
にほん勤労協のページに進む

s1_17.gif

静岡県勤労者協議会連合会
しずおか県勤協連ニュース

164号 2004年5月23日

静岡県連第42回定期大会開催
袋井勤労協が第18回憲法記念講演会開催
静岡空港建設予定地の視察開催

発行静岡県勤労者協議会連合会
Tel&Fax054-273-5130 E-mail shizuoka@kinrokyo.net


ページの上へ

静岡県連第42回定期大会開催

 結成以来、42年目に当たる今年の第42回県連定期大会を、5月23日、静岡市勤労者総合会館で各地区勤労協の代議員が参加して開催した。

 大会は堀内副会長の司会で定刻10時に始まり、議長に浜松市勤労協の田村忠夫代議員を選出したのち、大石義夫会長から、勤労者をめぐる諸情勢、県内市町村合併の進行状況などについてあいさつを行った。ついで、次の各氏から来賓あいさつがあった。(敬称略)

静岡県労働政策室専門監 大石義治
静岡県労働福祉協議会事務局長 山本俊一
静岡県労働組合連合会長 石井水穂
静岡県労働金庫常務理事 吉田光好
全労済静岡県本部専務理事 太田正行
静岡県平和センター議長 庄司幹男
社会民主党静岡県連合代表 酒井邦夫
メッセージメッセージ民主党参議院議員 衆議院議員細野豪志
メッセージメッセージ民主党静岡県連合代表 榛葉賀津 也大会は、例年行っている地区勤労協の功労者を以下の通り表彰した。(敬称略)

★功労表彰 清水町勤労協 鈴木八郎、飯島達道の2名

 ついで、堀田事務局長が03年度活動報告と04年度運動方針を提案。大石会長が03年度決算報告と04年度予算を提案した。運動方針のなかでは昨年と同じく基調として(1)市町村合併への対応、(2)勤労者のためのまちづくり運動推進、(3)護憲・平和運動への参加の3項目を中心に運動すると共に、例年行っている県政懇談会や研究集会等の活動を推進することを決定した。

 質疑討論のなかでは、韮山町の渡辺代議員が「空港建設予定地の見学を行ったようだが、どのような立場で実施したのか」と質問。堀田事務局長が「県連として賛成反対いずれも決めていないが、各地区で討論する際、現地を見ておいた方がよいとの意見もあって実施した」と答弁した。

 その他質疑応答のなかで、市町村合併問題は住民の問題と同時に、勤労協の組織問題でもあるとの認識をもって対応していくことも確認された。総会は、運動方針・予算案等の全議案と各種報告を承認・採決して可決した後、新会長に岡本県会議員を選出するなど次の通り役員改選を行った。

会長 岡本信也(浜松) 副会長大石義夫(静岡〉、南国貢(清水町〉、堀内武治(掛川〉事務局長 堀田昭夫(静岡) 幹事 小粥崇男(韮山)、高橋敬(三島〉、荒岡剛(富士〉、橋本勝六(清水市)、石津新三(静岡)、白滝之弘(焼津〉、岡野克巳(浜松〉、村松昭一(森町)、鈴木玄六(袋井)、平井辰雄(浜北)、太田幸宣(新居) 会計監査 増田次郎〈静岡)、鈴木保男(袋井〉、杉山精三(三島〉

 午後1時から第2部として現在国民的な話題になっている公的年金制度の問題点として「年金改悪を斬る」と題し、静岡市勤労協の中村恭市さんから1時間にわたって講演があった。講演のなかでは、(1)現行年金制度の仕組み、(2)制度空洞化による破たん、(3)年金の財政方式、(4)改悪の大黒柱、(5)国民負担の実態、(6)私たちの改革案の6項目にわたって制度の問題点を説明。少子高齢化がすすむなかで私たちも多少の痛みは覚悟しなければならないが、年金制度の一元化。国庫負担2分の一の早期実現。基礎年金の均一化など、負担と給付の公平性確立など国民が納得できる展望のあるものでなければならないと結んだ。最後に南国副会長の閉会あいさつで大会を終了した。

ページの上へ

袋井勤労協が第18回憲法記念講演会開催

 袋井勤労協は、毎年5月3日の憲法記念日に、他の市民団体と協働して「憲法記念日袋井市民のつどい」実行委員会を結成し、袋井市教育委員会の後援を得て、憲法記念講演会を開催してきた。

 本年は第18回目に当たり、5月3日(月)13時から袋井市総合センターで開催。オープニングとして静岡理工科大学軽音楽同好会の演奏があり、記念講演として講師に静岡大学法学部の伊藤恭彦教授を招請し「イラク問題と21世紀の平和を考える」との演題で講演会を行った。

 伊藤教授は、イラクヘの自衛隊派兵や、それに反発するイラク武装勢力の日本人拉致事件等、現在のイラク情勢を中心に講演。イラクの現状が依然として緊迫するなかで、市民の多数が参加し、関心の高さを証明した。実行委員会では、同時フロア展示として、森住卓氏のフォトレポート「イラク、戦争と子どもたち」を展示し、今後、日本と世界の平和を考える市民のつどいとして、取り組んでいくことを決定した。袋井勤労協からは多数の会員が参加した。

ページの上へ

静岡空港建設予定地の視察開催

 本年度県勤協連主催の研究集会については、昨年12月15日、掛川市勤労協と共催で、豊橋市の環境施設他の見学をフィールドワークとして実施したが、そのパート2として、静岡空港建設予定地見学会を5月13日(木)開催した。

 当日は貸切バスを用意して、静岡市以東の勤労協はl1時に静岡駅南口へ集合。焼津市以西の勤労協は六合駅で12時に合流。空港建設予定地にある「静岡空港ビジターセンター」へ向かった。バスのなかで大石果勤協連会長から「勤労協として静岡空港建設の賛否は決めていないが、建設の状況はみておきたいという、会員の希望に応える形で本日の見学会を開催した」とのあいさつを受けた。

 ビジターセンターでは空港建設事務所長の小松幸雄さんから、(1)静岡空港の概要として、2,500mの滑走路をもつ県営空港で、管理面積は約190ha、事業費は関連事業を含め1,900億円で開港予定は平成18年度を予定している。(2)整備状況は用地取得は全体で99.1%。事業費の全体執行事は73.8%に達している。(3)用地の地権者数は231所帯だが、4所帯が反対地権者として用地提供を拒否している。(4)空港周辺対策として、代替農地の整備。環境保全対策としてオオタカ保護対策、100本の植樹など緑の空港をめざしている。(5)空港建設によって県内GNPへの効果は556億円で、8,000人の雇用創出をめざしている等の説明が、スライド等によって行われた。

 説明後、バスにて展望台や建設現場、反対地権者の土地周辺などを視察した。視察後の印象では、反対地権者からの土地提供がない限り、空港の開港は不可能との感を強くもった。また、代替農地やお茶の加工場など農業改善事業整備はかなり進んでいる印象を受けた。視察後、空港予定地横の「高尾山石雲院」で昼食休憩をとった後バスにて帰路についた。

ひとつ戻る
s1_20.gif
ページの上へ

静岡勤労協トップ初めての方へ投稿のページ問い合わせページバックナンバーリンク

Copyright© Shizuoka-ken kinrosya kyogikai rengokai All Rights Reserved.