No.118 2014年1月27日
■2014年 年頭にあたって
日本勤労者協議会連合会会長 高崎新
■ブロックの動き・県連の動き
東海・北陸ブロック
福島県勤労協
石川県勤労協
■交流のひろば
香川県で勤労協合同ボーリング大会
■日本勤労協掲示板
発行●日本勤労者協議会連合会
Tel&Fax 054-273-5130 E-mail shizuoka@kinrokyo.net
ご家族お揃いで、よき新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
さて、衆・参議院選挙で自民党が過半数を制し、安倍首相は「アベノミクス」とマスメディア等からもてはやされ、数の力で「自衛隊予算や公共事業費の予算を増額」し、土建政治に逆戻りしています。さらに、「消費税の引き上げ」や「特定秘密保護法」を、国民の多数が反対する中で強行採決しました。また、危険な原発再稼動や国家安保戦略・防衛大綱を打ち出し、南スーダンへ1万発の弾薬を提供する等、武器三原則のなし崩し等、戦争のできる危険な国をめざしています。しかし、有権者は決して日本の針路を丸ごと安倍政権に委ねたわけではありません。
参議院選挙の投票率は、52.61％で、10人に4.8人は投票を棄権しています。その内、自民・公明与党に投票したのは47.9％で半数を割っており、野党に投票した有権者はそれを上回り52.1％でした。
12月10日の共同通信社の世論調査では、秘密保護法を廃止・修正すると82％の人が求めています。安倍政権の支持率も47％と過半数を割りました。「アベノミクス」を評価しているのは自・公与党の政治家や株で儲ける投資家であったり、大企業や輸出で利益を得る人ばかりです。
今年は「消費税の引き上げ」「所得税や相続税の引き上げ」等をはじめ諸物価の高騰は庶民の生活を直撃します。一方大企業には厚く「法人税の引き下げ」「企業交際費の半額を非課税」にするなど企業優遇の政策を打ち出しています。安倍首相は、中央集権制をますます強めており『地方分権』の実現は後退しています。予算では25年度に続き26年度も市町村の重要な財源である『地方交付税』を削減し、厳しい財政運営が強いられます。
安倍政権は、財界と癒着し、経済政策は一握りの大企業や富裕層に向けたものであって、庶民には実態のない経済政策と言わざるを得ません。
私たちがめざす社会は、「参加・自治・分権・自然と共生」する地域社会です。新しい価値観に基づき、住民を主体にした社会システムに転換し、住みよい地域をつくることにあります。そのためには、自治体と住民の意識改革が重要で、同時に健全な住民運動があって初めて実現するものです。そこに、住民運動を理念とする勤労協運動の存在意義があるのです。今まさに『勤労協の出番』です。新しい年を迎え、勤労協づくり、運動づくりを全国全ての市町村で展開しましょう。
東海・北陸ブロック
幹事会を開催
日本勤労協東海・北陸ブロック会議は、11月26日(火)13時30分から福井県連事務所で幹事会を開催しました。
議題では、第10回ブロック総会について、次の内容で確認しました。
1.開催場所 静岡県伊豆の国市「おおとり荘」
2.開催日時 2014年6月1日(日)14：00〜2日(月)11：30
3.参加目標 静岡県25名 富山県15名 石川県20名 福井県10名
4.参加費 一人 13,000円
5.記念講演 「憲法」問題 講師は開催県で手配
6.次回幹事会 2014年3月27日に開催し、具体的な準備を進める。
福島県勤労協
第26回総会を開催
福島県勤労協は11月30日、福島市飯坂温泉「旅館なりた」で第26回定期総会を開催しました。
総会では、茂木憲夫会長が「総選挙と参院選挙で自民党が圧勝し、極めて保守的な政党が議席の多数を占めるようになった結果、国民生活破壊、民主主義破壊、平和破壊に突き進んでいる。県内では原発事故がまったく収束のめども立たず、県民の不安は解消されていない。この間、全国の多くの仲間の皆さんから激励と義援金を頂き感謝します。勤労協をめぐる組織状況は厳しいが、活動の課題はますます重要になっている。力を合わせて頑張って行きましょう」と挨拶。
議事では各地区勤労協から活動報告があり、「市政要望書」（河東）、「施設見学」（会津若松）、「電車の75歳以上無料化」（福島）などのほか、双葉からは原発事故で避難を余儀なくされ、現在も三春町で仮設住宅生活を強いられている会員から「行政の対策は極めて不十分。まわりは生活に密着した課題がほとんどで、今こそ勤労協運動が求められている」と報告がありました。役員は茂木会長をはじめとして全員留任を確認しました。
第2部では、宇津井賢一・日本勤労協副会長による「勤労協の現状と課題」についての学習会を行いました。また、福島入りをしていた吉田忠智社民党党首から挨拶を頂き、宿泊交流の中で懇親を深めあいました。
（報告者 福島・八巻利行）
石川県勤労協
2014年新春の集いを開催
憲法9条を否定する『国家安保基本法』に反対し
平和な社会をめざそう！
1月7日（火）午後6：15〜8：00まで、金沢スカイホテル18Fにおいて開催されました。本年も、石川県知事（代理）、連合会長はじめ、各界各層、友誼団体参加のもと、石川県平和運動センターと石川県勤労者協議会連合会の共催による「新春の集い」が開催され、和やかななかにも「闘う決意」を固めあう場となりました。総勢140名 県勤労協は30名が参加しました。
（石川県勤労協ホームページより）
香川県三木・屋島・牟礼勤労協合同ボーリング大会開催
11月16日に支度ファミリーボールで、三木・屋島・牟礼勤労協合同ボーリング大会が開催されました。当日は、勤労協会員20人が参加しました。
社民党県連合からは地元さぬき市の市議会議員でもある多田雄平副幹事長が参加。「皆さんの声をもっともっと政治に反映させるためにもリベラル勢力の結集・再編を目指し頑張っていきます」と大会前の挨拶で熱く語りました。
参加者にはスコアに応じて豪華景品が亀井孝三木勤労協会長から進呈されました。このほか民主党から玉木雄一郎衆院議員と木村篤史さぬき市議も出席して来賓挨拶を述べました。
（社民党香川県連ニュースより）
事務局からお願い
◆この欄で各単協や地区勤労協の活動を紹介していきます。投稿は最大限、掲載したいと思いますので、原稿をお寄せ下さい。
◆日本勤労協のホームページを活用して下さい！ 勤労協ネットワークはカラー版で掲載され、各単協の活動内容も最新の情報が写真入で入手できます。インターネットで≪日本勤労協≫と検索ください。
●富山県勤労協第26回総会
2月2日（日）
自治労とやま会館
●石川県勤労協第33回研究集会・定期総会
4月20日（日）〜21日（月）
栗津温泉「辻のや」
●福岡県勤労協連合会第30回（30周年記念）総会
5月31日（土）〜6月1日（日）
原鶴温泉「咸生閣」
（5/31総会、交流会 6/1研究集会）
●東海・北陸ブロック第10回総会
6月1日（日）〜2日（月）
静岡県伊豆の国市「おおとり荘」
●静岡県勤労協第52回定期総会
6月21日（土）
静岡県勤労者総合会館
