No.117 2013年11月30日
■憲法理念の実現をめざす 第50回護憲大会へ参加して
■ブロックの動き・県連の動き
栃木県勤労協
石川県勤労協
静岡県勤労協
■交流のひろば
「雀宮勤労協ニュース24・25号」より
「河東町勤労協だより2013.11」より
■日本勤労協掲示板
発行●日本勤労者協議会連合会
Tel&Fax 054-273-5130 E-mail shizuoka@kinrokyo.net
事務局長 橋本勝六
憲法擁護を目指す全国大会は、記念すべき50回大会が沖縄で開催されました。戦後日本が平和憲法の下、軍隊を認めず外国にも派兵をせず経済発展を進めてきましたが、今日ほど平和憲法が危機にさらされているときはありません。
特に、2012年第46回衆議院総選挙、2013年第23回参議院選挙に於いて国民から期待された民主党政権から自民党を中心とする安定多数政権が誕生、更にみんなの党・維新の会など保守政党の躍進、民主・リベラル勢力の後退から政権運営は大きく転換してきました。
安倍自公政権は憲法96条を改悪し、9条の改悪により自衛隊の軍隊化による海外派兵を狙い、当面は解釈改憲による集団的自衛権容認、特定秘密保護法の成立による国民の知る権利の封印、米軍沖縄基地の全国化を目指すオスプレイ訓練の拡大など反動的政策が相次いでいます。また中国との尖閣諸島、韓国との竹島領土問題など近隣諸国との緊張関係を高めて、ナショナリズムを煽り愛国心を高め、軍事大国に向けて一途となっています。
憲法理念から、最もないがしろにされているのが沖縄であり、日本における米軍基地の74%を抱える沖縄県民の厳しい生活環境や苦しみを理解し、憲法理念を沖縄の地から盛り上げていくため、第50回の記念すべき節目の護憲大会が沖縄大会と認識しました。
沖縄は先の太平洋戦争で本土決戦の捨石とされ、多くの県民が犠牲となり、日本軍からも迫害を受けました。今も語り部として軍隊は国民を守らない、国体護持、老若男女全ての国民を犠牲にしていくことが伝えられています。こうした戦争の実態を忘れてはなりません。また、沖縄の負担軽減と称して沖縄県道104号線越え実弾演習の全国展開、オスプレイの低空飛行訓練の全国展開、各種防災訓練にオスプレイの参加訓練など米軍沖縄海兵隊の全国展開は認められません。
今日まで日本国憲法を守ってきた、憲法が示す主権在民、平和主義、基本的人権の尊重の基本を再度確認し運動を広めていくことが求められています。
私たちは、アジア地域の中で友好関係を深めて、アジア地域の平和実現に努力を重ねていかなければなりません。安倍自公政権が多数の力を持ってすすめる特定秘密保護法の成立阻止、集団的自衛権の拡大解釈に反対し、憲法96条改悪反対、平和憲法としての9条を守り、脱原発運動など職場・地域・仲間などから闘いの輪を広げ共に頑張っていきましょう。
沖縄から問う「平和、人権、いのち」
核も基地も戦争もない世界を!
憲法理念の実現をめざす第50回大会
【11月3日・日】
■オープニング 海勢頭豊さんコンサート
■開会総会
■シンポジウム
沖縄から問う「平和、人権、いのち」―憲法と沖縄―
■パネル展示
「冤罪・狭山事件50年―再審の扉を開くために」
【11月4日・月】
■分科会
1.非核・平和・安全保障−基地のない沖縄を
2.地球環境−脱原発に向けて
3.歴史認識と戦後補償
4.教育と子どもの権利
5.人権確立
6.地方の自立・市民政治
7.憲法
■フィールドワーク
1.歴史認識と沖縄戦ツアー(南部地域)
2.日米安保と沖縄−米軍基地から見えるものツアー
■ひろば
1.男女共同参画(女性と人権)
2.オスプレイ・低空飛行問題全国交流
3.映画「ひまわり」上映会
【11月5日・火】
■特別分科会 ■閉会総会 ■大会アピール
栃木県勤労協
第30回総会を開催
栃木県勤労協では、9月15日(日)10時より、宇都宮市姿川地区市民センターにて、第30回総会を開催しました。 議事としては次のことが話し合われました。
(1)2012年度経過報告
1.第29回総会
2.幹事会の開催
3.11/11栃木県脱原発パレード実行委員会に参加
4.関東甲信越ブロック勤労協幹事会
5.2013年度宇都宮市予算編成に関する要求書を宇都宮市に提出
6.日本勤労協第26回全国総会
7.第46回衆議院議員選挙、第23回参議院議員選挙
8.喜多方ラーメンの販売
9.北海道産するめ、昆布、長崎県島原産手延べそうめんの販売
10.雀宮勤労者協議会
11.国分寺勤労者協議会
12.宇都宮市西部地区勤労者協議会
(2)2012年度決算報告
(3)2012年度会計監査報告
(4)2013年度活動方針案
1.2ヶ月に1回幹事会の開催
・自治体議員選出へ努力 ・岩舟勤労協役員との話し合い ・豊郷・清原勤労協の役員の発掘、活動の再開
2.宇都宮地区労と宇都宮市民ユニオンと連携・運動への関わりをすすめる
3.平和憲法を護り、地域から憲法を暮らしに生かす
4.県勤労協の財政充実
5.関東甲信越ブロック勤労協活動への参加を進める
(5)2013年度予算案
その後スローガンの確認、役員の自己紹介があり、最後は団結がんばろう三唱で閉会となりました。
石川県勤労協
県勤労協フォーラムin津幡を開催
11月16日(土)14時より石川県勤労協フォーラムin津幡(主催・石川県勤労協、津幡町勤労協)が開催されました。津幡町福祉センタ−を会場に 60名が参加して「TPPと農業について」フオ−ラムを開催しました。前後一雄(津幡町勤労協)さんの司会で近藤和也(前衆議院議員)さんと山本英一(農業者)さんの問題提起と質疑を行いました。近藤さんは「GATT-WTO-FTAに至る 関税障壁撤廃の世界の経過でのTPPがあるなかでは、交渉で「日本農業を守る路を見つけるべきで 諸外国との友好が大切」と話されました。
山本さんは「林業の崩壊を招いた過去の教訓に学び日本農業を守るべき」と話されました。会場からの質疑も「今後の展開の未知数なことへの不安」などか出されました。前後さんからの「今日学んだことを出発として更に取り組みを継続しよう」とのまとめを 全体で確認いたしました。
(石川県勤協連情報No.179・石川県勤労協HPより)
静岡県勤労協
第51回県勤協連研究集会開催
2013年10月5日(土)10時より、静岡労政会館5Fにおいて、参議院議員・吉田忠智氏による講演『参議院選挙後の国会情勢について』が開催され、46名の参加がありました。
その内容は、
1.衆議院選挙、参議院選挙結果をどう見るか
2.第2次安倍政権の本質
3.日本国憲法を巡る状況
4.原発を巡る状況
5.アベノミクスの問題点
6.TPPとコーポラティズム(企業と政治家の癒着主義)の台頭
7.「社会保障と税の一体改革」はどうなっているのか
8.臨時国会にどのように臨むか
など、今後私たちが直面する様々な問題について講演されました。
「雀宮勤労協ニュース 24・25号」より
◆落花生掘りと菊花摘みは中止に 懇親交流会のみ実施
10月5日、雀宮勤労協は会員の鈴木さん宅を会場に、恒例の収穫祭を実施しました。天気予報は小雨でしたが、雨の中強行しました。しかし、畑はぬかるんで肝心の落花生掘りは断念し、食用菊は開花しておらずこれも中止せざるを得ませんでした。開催時期と当日の天候について事務局の判断ミスでした。
急きょ会場を室内に移して、懇親交流会のみ実施しました。懇親交流会には、休日にもかかわらず宇都宮地区労の渡辺議長にも参加していただきました。
会場となった鈴木さんからは、赤飯やけんちん汁、茗荷の天ぷら、特製サラダ、自家製の漬け物などの料理が出され、参加できなかった斉藤サク子さん(故斉藤宗昭前会長の奥様)からは飲み物の差し入れがあり、豪華な懇親会となりました。収穫祭参加者は昨年同様12名。参加者が少ないのが少し残念でした。
◆無料法律・年金相談 市民センターを会場に開催
10月26日、台風27号が近づき本降りの雨が続いているなか、恒例の無料法律・年金相談を実施しました。
法律は若手イケメンの石田弘太郎弁護士、年金は当勤労協会員の横堀宏さんに相談員をお願いしました。
10時20分頃になって、やっと法律相談の方があらわれましたが、結局この日はこの1名のみでした。でも、雨の中相談に来られた方は、1時間以上相談をすることが出来、満足していただけたものと思っています。
相談に来た方にこの催しを何で知ったのか聞いたところ、配付されたチラシとのことでした。今後、周知方法等も工夫したいと考えています。
◆「さようなら原発!栃木アクション11.10」
日時:11月10日(日)13〜15時(雨天決行)
(11:30〜コンサート予定 参加自由)
集合:宇都宮城址公園(市役所東側)
集会は、鎌田慧さんといわむらかずおさんのお話、リレートーク等のあと、JR宇都宮駅までのパレードをし、15時ごろ終了予定です。途中参加、途中離脱でもOKです。都合の付く方はご参加ください。
「河東町勤労協だより2013.11」より
◆「住みよいまち」実現のため今年も市政要望書を提出します
昨年11月に河東町勤労協と勤労協会津若松市連合会の連名で地域の課題11項目を「市政要望書」として市長に提出しました。それに対する回答は「通り一遍」のないようで誠意のないものでした。要求なくして、何も改善されません。皆様の意見・要望をお寄せください。
事務局からお願い
◆この欄で各単協や地区勤労協の活動を紹介していきます。投稿は最大限、掲載したいと思いますので、原稿をお寄せ下さい。
◆日本勤労協のホームページを活用して下さい! 勤労協ネットワークはカラー版で掲載され、各単協の活動内容も最新の情報が写真入で入手できます。インターネットで≪日本勤労協≫と検索ください。
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