No.107 2012年3月28日 ■日本勤労協全国幹事会を開催 発行●日本勤労者協議会連合会 日本勤労協全国幹事会を開催 当面の活動計画を確認しました 2012年2月7日、静岡市清水地域勤労協において第2回幹事会を開催しました。今幹事会の検討事項は、熊本全国総会において以下の運動方針として確認されました。
【1】 今年は各ブロック総会の年となります。各ブロックは充分な連絡を取りあってブロック総会を成功させよう。 その後の政治状況を踏まえて以下の課題も方針化していこう
【2】 東日本大震災による、義援金カンパを取り組みましたが、現在の集約状況は充分なものとなっていません。まだ取組んでいない地域は、東北地方の現状を認識して頂き、引き続きカンパ集約をお願いします。 ◎日本勤労協義援金カンパ受付口座のご案内
【3】 日本勤労協資金確保のため「喜多方ラーメン」の販売目標を達成しましょう。日本勤労協は各県連合に対してラーメン要請数を提示してあります。まだ未納の県連は早急に取組みをお願いします。 【4】 26回勤労協全国総会は下記日程で関東甲信越ブロックが準備を進めていきます。 開催日時 2013年6月16日(日)〜17日(月) 「原発いらない3・11福島県民大集会」 〜安心して暮らせる福島をとりもどそう〜 昨年の東日本大震災・福島原発事故1周年である3月11日(日)14時より郡山市の開成山野球場にて、「原発いらない!3・11福島県民大集会」が開催された。開催に先立ち13時よりオープニングコンサートとして、詩の朗読(和合亮一さん作)や加藤登紀子さん他を迎えて歌と連帯のあいさつを受けた。 この大集会には、北は北海道から南は沖縄までの各種団体・個人が16000余人が参加した。当初内野席だけの予定でしたが、入りきれなくて外野席も開放した。 開会のことばは、実行委員会委員長の竹中柳一さんが、大集会参加者へのお礼と「3月11日は決して忘れてはならない特別の日になりました。地震、津波により多くの人々が命と財産を失い、原発の事故により放射性物質の拡散により、不安と苦しみの中で生活しています。現在の私たちの苦しい状況をお互いに共有しながらこの思いと決意を新たにし、大きな変革の始まりとなることを願います」とあいさつした。 そして呼びかけ人代表の清水修二さん(福島大学副学長)は「放射能災害の悲劇的な災厄のひとつは人心の分断です。放射能により私たちの力がバラバラにされました。この分断を乗り越えて、心をひとつにして前に進みましょう」と訴えた。 連帯のあいさつとして、作家の大江健三郎さんは「政府・電力会社は原発再稼働の動きがあり、子供たちの将来が心配である。ドイツは原子力委員会、国会が原発廃止を決定した。第2、第3の原発事故が起きれば将来の日本人に対して倫理的な責任を負うことになる。原発事故は絶対に無くさなければならない、それは原発を廃止すれば出来る。近い将来、小中高で原発を止めることを決定しましたと想像する」とあいさつした。 ◆ 県民の訴え ◆ ◆カンノトモコさん(小学生二人の母親): 逃げる・逃げない、マスクする・しない、食べる・食べない、洗濯物干す・干さない、と葛藤して原発事故により米沢に越した。仕事で米沢から福島に通っている。 県民の訴えの途中、14時46分に1分間の犠牲者を悼み黙祷をした。そして集会宣言が提案され全員で採択した。閉会のことばで終了した。 集会終了後、郡山在住・県内在住・県外参加者の3コースに分かれてデモ行進をした。翌12日(月)相馬市の海岸付近を中心に津波被害状況を視察した。ガレキは分別され、集められていたが、処理は進んでいない。津波により土台を残してさらわれた家、1階部分がなくなった家等、河の護岸が削られたり、ガードレールが曲がっている所が多数あった。 (報告 静岡県清水地域勤労協 宮内朝次) 東北から訴える 東北ブロック勤労協会長 茂木憲夫 私たち東北に暮らす者にとって、永久に忘れることのできない「2011年3月11日午後2時46分発生の大地震・大津波・そして東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故」から早一年を迎えました。 この間、全国の仲間の皆さんから寄せられました心温まるお見舞い、激励、義捐金の数々は、大きな勇気と復興への気概を与えてくださいました。また、絆・連帯・結いの心など、言い表せないほどの感動をも与えてくださいました。「本当にありがとう」、心から感謝と御礼を申し上げます。 今、宮城県や岩手県では復興の槌音が聞こえるようになりましたが、道程はまだまだです。福島県においては、原発事故による放射能によって汚染され、復興への道程はおろか、日々の生活が脅かされています。加えて風評被害は、全産業にわたって悪影響をもたらしているのが現状です。 原発立地地域をはじめ、県内は警戒地域・計画的避難地域と線びかれ、 言い表しようのない怒り・恐怖・悲惨さがずっしりと重くのしかかっています。それでも東北は、福島は、決して負けない、くじけない、元の故郷を取り戻すために頑張って生き抜こう、復興へ立ち上がろうと決意しています。 全国の仲間の皆さん、この現実を私たちと共有してください。そして激励と絆の輪を一層拡げてください。この愚かな人災を再び起こさない決意を全国津々浦々まで拡げてください。 それは脱原発です。燎原の火のごとく脱原発の運動を拡げてください。私たちは、地域で安心・安全・平和な社会づくりを、勤労協の仲間と共に頑張っていきます。全国の仲間の皆さん、一層の連帯・激励をお願いいたします。 「再稼動を許さない さようなら原発1000万人アクション」 3月24日13:00より、東京・日比谷野外音楽堂を会場に「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会&パレード(デモ)が開催され、朝から小雨が降り続く天候にもかかわらず、約6000人が参集し、会場は「再稼働を許すな!」の熱気に包まれました。 内容: 東北ブロック勤労協 東北ブロック幹事会を開催しました 2月18日(土)岩手県労福会館会議室で勤労協東北ブロック幹事会がありました。活動報告のあと、議題として(1)東北ブロック第14回定期総会(5月27日〜28日・福島県飯坂温泉)(2)震災復興に向けた取組み(3)脱原発への取組み(3・11ふくしま県民大集会(仮称)・福島県郡山市開成山野球場)(4)物資販売について、が話し合われました。なお、会長からは「多くの仲間、団体から寄せられている激励、お見舞い、カンパに心からお礼申し上げたい。宮城、岩手では復興の兆しが見え始めているが、福島では依然として見えてこない。私たち組織の全力を傾けて、復旧、復興に取り組んでいきたい。」と開会挨拶がありました。 (東北ブロック報告文書より 宇津井賢一) 宇都宮市雀宮勤労協 第16回総会を開催 1月28日(土)雀宮生協団地集会所で、第16回総会を開催しました。放射能をテーマにした学習会、収穫祭、無料法律・生活相談、ニュース発行、フリーマーケット参加など、前年度の取組みの報告、決算報告の承認があり、議事に入りました。 2012年度の活動方針では、これまで実施してきた学習会や無料相談の継続開催、ブロック総会への参加、対市要求、ニュースの発行などが提案され、予算案と共に承認されました。最後に新年度役員の選出をして、総会終了となりました。総会当日、2名が勤労協へ加入し、新年度早々うれしい出来事となりました。 【2012年度役員】 (雀宮勤労協ニュースより) 静岡県勤労協 第49回県政懇談会を開催 2月10日(金)13:30〜静岡県庁本館4F403会議室にて第49回県政懇談会を開催、県勤協連及び各地区勤労協役員29名が出席し次の内容で行われました。 冒頭、堀内会長から大瀧労働政策課長に川勝知事宛の要望書を提出、進行は福井事務局長及び労働政策課が担当しました。要望書は下記の内容です。 【1】要望書第1項「雇用の創出を始めとした労働施策について」 静岡県東部ブロック勤労協研修会開催 「地震・原発避難者の苦悩と想いを聞く集い」 東部ブロック勤労協(伊豆の国市、三島市、清水町、富士市)、静岡県勤協連及び共催団体(全逓退職者組合伊豆支部、伊豆の国市緑と水を守る会)による研修会が、「東日本大震災・福島第一原発事故」により苦しい生活を余儀なくされている「被災者の生の声」を聞いて近い将来に予測される「東海大地震・原発事故」に対してどう向き合うかを考えたいとの趣旨で110名が参加して下記の内容で開催されました。 【日時】 2012年3月18日(日)14:00〜16:00
講師(ゲスト)の国分富夫さんには、はるばる避難先の会津若松市から来ていただきました。南相馬市(旧相馬郡小高町)の自宅は、地震・津波での被害は免れたが3月12日午後の福島第一原発の水素爆発で、生後45日の乳児を含む総勢10人と大型犬1匹が車で福島市方面に向け避難。福島市のホテル・旅館は全て満室で、避難所も満杯、体を寄せ合い車中泊。親戚の紹介で南会津町に一時避難生活し、現在は会津若松市で避難生活。 避難地では「小高会」をつくり、会報発行や相談活動はもとより「納得できる賠償」の早期解決をめざし奮闘しているということでした。来場者は、この体験談に涙し、感嘆し、熱心に聞き入っていました。また、避難先として三島市に来ている方からのメッセージなどもありました。 続いて、会場を大仁ホテルへ移動し17:30から国分富夫さんを囲んで、32名が参加して夕食懇親会・交流会を開催しました。
事務局からお願い 日本勤労協のホームページを活用ください。 最新の日本勤労協ネットの閲覧はもちろん、バックナンバーも開くことが出来ます。 また、石川県勤労協、永平寺町勤労者協議会(福井県)、栄区勤労者協議会(神奈川県横浜市)ともリンクされ、各単協の活動内容や写真の閲覧ができます。 各ブロック・県連の活動をお知らせください 日本勤労協ネットワークへの掲載記事をお寄せください。ニュース冒頭記載のアドレスへお送りいただけると助かります。 |
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