No.75 2006年6月25日
■90名が参加し東海北陸ブロック第6回総会開く!
■長野県連が第44回定期総会
■静岡県連も第44回定期総会
■福岡県連が第22回定期総会&研究集会
■宮城県連がフィールドワーク&第15回定期総会
■憲法−教育基本法の危機に各地で行動!
●福岡県・直方市 80人参加し「集い」
●5.3憲法記念日フォーラムinしずおか
●袋井市でも護憲集会−イラクで拘束された高遠菜穂子さんが講演
■平和の危機に金沢でかつてない大結集
●輝け9条!許すな改憲!県民集会に1500人が参加!
●教育基本法改悪反対5・14集会&パレードには1700人
■日本勤労協掲示板
発行●日本勤労者協議会連合会
Tel&Fax 054-273-5130
E-mail nihon@kinrokyo.net
日本勤労協東海北陸ブロックの第6回定期総会は6月3〜4日の両日、伊豆の国市・伊豆長岡温泉の「おおとり荘」に4県90名が参加して開催されました。
(富山7、石川24、福井7、静岡51)
静岡県連・堀内副会長の開会あいさつ・司会で、静岡県連・堀田事務局長と福井県連・太喜さんを議長に選出。酒井桂之ブロック会長が改憲、在日米軍再編、格差社会の進行を許さない草の根からの勤労協運動を進めようと訴えました。
来賓あいさつの後、日本勤労協の報告と要請を多名賀哲也・事務局長が、地元歓迎あいさつを岡本信也・静岡県連会長が行い、引き続き水上賢市ブロック事務局長が2年間の経過報告と日本勤労協の運動基調、ブロック活動の活性化に向け昨年から始まったブロック内交流の継続、行政懇談会の定着などの方針を提案しました。
記念講演では、静岡大学の日詰一幸教授【左写真】が「市民と行政の協働によるまちづくり」と題して、市民参加が注目されている背景と全国の事例を紹介し、協働のあり方について講演されました。
第1日終了後は恒例の夕食交流会に移り、参加者は一堂に会して各県紹介など交流を深めました。 2日目は2会場で分散会討論をもち、市町村合併に伴う問題や後継者作り、自前の議員づくり等について、のべ30名から活発に活動報告や発言が行われました。
閉会総会では前日の提案を承認。酒井会長(富山)―水上事務局長(福井)のブロック役員体制の継続を確認し終了しました。次期開催地は福井となります。
■臨席いただいた来賓の皆さん
石井瑞穂・県労福協会長
鈴木則夫・全労済県本部事業推進部長
吉岡秀規・連合静岡事務局長
太田賀津雄・県平和国民運動センター事務局長
渡辺 周・民主党県連代表
桜井規順・社民党県連合代表
■長野県連が第44回定期総会
長野県勤労協連絡会議は6月11日、岡谷総合福祉センターで第44回定期総会を開催した。
総会には役員、代議員など20名が参加。組織強化として個人加盟を促進し、各ブロックごとにとりくむ。県政要求へアンケート調査を実施し、勤労者の声を県政に届ける。平和運動に積極的にとりくむ。県知事選については連合や労組会議と連携し、田中県政の改革が創る改革になっていない点を指摘しつつ、勤労者の声を反映できる候補者を推薦してたたかう。次期日本勤労協全国総会の成功に向けて喜多方ラーメンの物販にとりくむ等の2006年度の運動方針を可決した。
■静岡県連も第44回定期総会
静岡県連は6月4日、第44回定期大会を「おおとり荘」で開催した。堀内副会長の司会で12時に始まり、議長に三島市勤労協の杉山代議員を選出。岡本会長が急用のため、大石副会長が憲法改定をめぐる情勢や県連の課題等について主催者あいさつした。来賓挨拶と記念講演はブロック総会終了後のため省略。
規定に基づき、浜松市勤労協から推薦された市勤労協特別幹事 岡野克己氏、同幹事 中村友三氏の表彰を行い、大石副会長から表彰状と記念品を贈呈した。
この後、堀田事務局長が05年度活動報告と06年度運動方針を提案。大石副会長が05年度決算報告と06年度予算を提案した。
運動方針では、
(1)格差社会に負けずに勤労者が自立していくため、労金、全労済運動などに協力し共助、自助を高める。
(2)住民参加のまちづくり運動に参加し、地域に「市民が担う新しい公共」の概念を確立する。
(3)地域住民の安全と生活環境をまもるため、護憲・平和・反核等の運動へ積極的に参加していく
−の3点を運動の基調としてとりくむことを提案。
質疑討論の後、満場一致で運動方針、財政方針を採択。本年度役員は下記のとおり全員留任を確認し、大会を終了した。
会長 岡本信也(浜松市)
副会長 大石義夫(静岡地区)・南園貢(清水町)・堀内武治(掛川市)
事務局長 堀田昭夫(静岡地区)
■福岡県連が第22回定期総会&研究集会
福岡県連は6月10〜11日の両日、宗像市(旧玄海町)の「ひびき」で役員・代議員など40数名が参加し、第22回総会と研究集会を開きました。(日本勤労協からは高崎新・副会長があいさつ)まず地元の「健ちゃんバンド」による<健ちゃんをはぐくむ家族の愛>の演奏でにぎやかに開会。総会では、県連の統一課題である、護憲・平和運動の更なる拡大発展と格差社会是正をはじめとした諸運動課題、05年度経過・決算報告、06年度予算案も満場一致で承認され、岡垣町勤労協の石井会長による特別講演の後、恒例の夕食交流会が盛大に行われ懇親を深めました。
2日目は正午まで「小泉内閣の構造改革と日米軍事一体化路線をたつ」をテーマに研究集会。憲法・教育基本法の改悪を阻止する運動の、県内各地の現状について熱心に経験交流・意見交換を行いました。なお、役員は次のみなさん。◇会長・竹井信正、副会長・高崎 新、岩村芳暉、西 寛人、毛利赫子、事務局長・籾井伊佐雄、同次長・池田昌信
■宮城県連がフィールドワーク&第15回定期総会
宮城県連は6月11日、岩沼市「モンタナリゾート」で38名が参加し、第15回定期総会を開きました。総会に先立ち、生活の利便性と環境問題は表裏一体の関係との認識から、名取市周辺のフィールドワークを実施。名取市の雷神遺跡(東北最大の前方後円墳)建設中の仙台空港アクセス鉄道仙台空港駅、同駅前で開発中で東北最大規模のショッピングモールを視察し、周辺住民への影響などを聞き取り調査しました。(地元あいさつをした相沢祐司・名取市議によると、巨大開発で交通渋滞、既存商店街の衰退、騒音や社会環境の悪化が懸念されるとのことです)
夕刻からの総会では、大沼会長、来賓の布田一民・岩沼市議、岸田清実・社民党県連幹事長のあいさつを受けた後、05年度経過報告と決算を承認。組織と財政の確立・自前の議員育成・まちづくり・行政への提案・平和と環境・各単協の特色ある活動の継続などを柱とする活動方針を決定しました。交流討論では、石巻市、石越町、黒川郡、子牛田町、村田町、名取市、仙台市若柳・青葉・泉・若林・太白の11勤労協から活発な活動報告が行われています。また、青葉勤労協に合流した旧・広瀬勤労協に対し、今後の仙台市内勤労協運動牽引への期待も含め、感謝決議が採択されました。
■憲法ー教育基本法の危機に各地で行動!
●福岡県・直方市 80人参加し「集い」
福岡県・直鞍地区約20の団体でつくる「平和憲法を21世紀に生かす会」は3日、直方市の須崎町公園で「5.3平和憲法を考える集
い」を開いた。
今年で4回目。約80人が集まり、戦争の放棄をうたった現憲法の存続を訴えた。集会では、池田昌信代表が「日本を戦争のできる国へ変えるような動きを認めるわけにはいかない」とあいさつ。また、加盟団体でつくるバンドの演奏もあり、歌でも平和の大切さを訴えた。(5.4西日本新聞より)
●5.3憲法記念日フォーラムinしずおか
「しずおか憲法9条を擁護し実現する会」は5月3日、「5・3憲法記念日フォーラムinしずおか」を静岡産業経済会館で開催。冒頭、庄司静男会長が「在日米軍の日米合意は、自衛隊を米軍と統合するのがねらい。これは憲法の解釈では成立しない。9条を変える動きが強まる。今日の話を地域へ持ち帰り生かしてほしい」と訴えた。
ついで、「世界の中の憲法9条」と題し、朝日新聞論説委員の藤森研氏が講演を行った。 藤森氏は、全国の新聞43社の憲法に対する主張内容が「護憲論16、護憲的論憲論15、無色3、改憲的論憲論4、改憲論5に分けられ、『護憲・護憲的論憲』の社が約4分の3、発行部数で60%を占めている」と解説。
さらに世界の人々が日本の憲法9条をどう見ているか説明した後、日露戦争の最中にトルストイと与謝野晶子に交わされた『反戦国際市民連帯』のエールにふれ「世界史的に平和を希求する視点で憲法問題を考えよう」と話された。
報告・討論では、静岡県教組の池田副委員長が「教育基本法をめぐる情勢」。静岡県職の杉山前書記長が「小泉構造改革の実態と課題」。県平和センター太田事務局長が「平和基本法の制定に向けた取り組み」について、それぞれの立場から報告。
参加者からの意見表明などの後、集会アピールを採択し、岡本県勤労協会長の閉会あいさつで解散した。5月3日には、静岡県内ではこの他、熱海、沼津、静岡、藤枝、掛川、袋井などの各市で集会が開かれている。
●袋井市でも護憲集会―イラクで拘束された高遠菜穂子さんが講演
袋井市勤労協は5月3日、上山梨の月見の里学遊館で、憲法を守る集会を開きました。集会ではイラクで武装勢力に拘束された高遠菜穂子さんが「命に国境はないー報道の見えない壁の向こうでイラクで何が起きていたのか」と題し講演。
袋井市勤労協は他の市民団体と共催して毎年、護憲集会を開いており、鈴木玄六副会長が実行委員会の世話人を努めています。
■平和の危機に金沢でかつてない大結集
●輝け9条!許すな改憲!県民集会に1500人が参加!
5月3日、「9条の会・石川ネット」が主催する「輝け9条、許すな改憲!県民集会は1500人の参加を得て開催されました。加藤周一さんの講演の後、元県議で山中温泉観光協会長の上口昌徳さんが福井大空襲の体験を語り「戦争は絶対ダメと思い知らされた。自民党県議だったが、憲法改正など考えたこともない」と訴え。
また、県教組の仲間が教育基本法を生かそうとパフォーマンス、小松市の池田さんが小松基地騒音訴訟のアピール、ヤングたちの平和パフォーマンスなど多彩な集会となり、最後に、神田香織さんの講談「はだしのゲン」は参加者の反戦平和の思いを強くゆさぶるものとなりました。
連休中、しかも1人1000円の参加費にもかかわらず、労組関係を大きく上回る市民団体の参加により、1500人もの参加を得たのはかってないことです。憲法―教育基本法の危機が強まる中で、県内の運動が広がっていることを示しています。石川県勤労協連合会も30人が「憲法を守る会」の集会・デモに参加した上で、この県民集会に合流しました。
●教育基本法改悪反対5/14集会&パレードには1700人
5月14日には、「憲法・教育基本法の理念の実現をめざす県民の会」が教組を中心に1700人の参加のもと、中央公園で県民集会を開催。フォークグループ「でぇげっさぁ」の歌、改悪をトメルンジャーのアトラクション、金沢市勤労協の稲荷事務局長など参加団体のアピールがあり、集会後は香林坊〜堅町をにぎやかにパレードして教育基本法の改悪阻止を市民に訴えました。
■05年度物販 ご苦労さまでした!
ご協力に心から感謝致します!
05年度喜多方ラーメンの物販は、未とりくみが4県連ありましたが、これで終了し、06年度物販に備えます。目標2,240箱に対し、1,888箱の販売となりました。(達成率84.3%)
ご協力いただいた各県連に対し、心から感謝致します。また、とりくめなかった県連については、06年度の物販で挽回していただくよう、ぜひともお願い致します
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◎長野県連第4回幹事会
◎静岡県連第7回幹事会
◎関東甲信越ブロック総会
◎福岡県連第1回幹事会
◎石川県連第2回代表幹事会
◎福岡県連第2回幹事会
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4月2日
5月20日
6月3〜4日
6月17日
7月14日
7月15日
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岡谷総合福祉センター
労政会館
横浜市・浜京
県農民会館
フレンドパーク
県農民会館
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県連総会議案 審議、ブロック総会参加者確認等
ブロック総会準備、県連 大会の日程・運営等
次号に詳報
夏季物販、研究集会予定等
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