No.70 2005年10月25日
■政治、社会の危険な状況を反映した総選挙結果
日本の二極化−勝ち組政治を拒否する運動強めよう!
■東北ブロック第10回定期総会を開催
次期全国総会受け入れ準備など決める
■羽咋・能美・七尾・加賀で相次ぎ市議選−議席確保へ奮闘中!
■ブロックの動き、県連の動き
・福島市飯坂勤労協35周年記念活動はじまる(福島県連)
・静岡市勤労協連合会が結成総会(静岡県連)
・浜松市内3勤労協の統合検討会議開かれる(静岡県連)
・ブロック役員交流会の開催など決める(関東甲信越ブロック)
・16単協36名の参加で第24回研究集会(石川県連)
■物品販売にご協力を!
■日本勤労協掲示板
発行●日本勤労者協議会連合会
Tel&Fax 054-273-5130
E-mail nihon@kinrokyo.net
2005年9月11日投票の総選挙について、日本勤労協は8/16付発文で以下の通り要請し、各ブロック・県連もこれに沿って全力を上げていただきました。みなさんのご奮闘とご努力に心から感謝と敬意を表します。
(1)自公連立政権を終わらせ、政治を国民生活を守る本来の姿に引き戻す好機にするため、日本勤労協の運動の基調に理解を示す候補者を支援する。
(2)比例区選挙では、護憲・平和を中心政策に掲げる社会民主党を支援する。
(3)小選挙区選挙については、各県連が選挙区毎の具体的な候補者の推薦、支持を決定する。
しかし、結果は、前号ニュースでの「残念なことに、都市部を中心に物事を"劇場化"して考え、自らも勝ち組に夢をかける人が増え・・格差社会の進行は、勤労者層をも二極分解させ(この5年間で非正規雇用者が約4百万人ふえ、その代わり正規雇用も4百万人激減)小泉劇場政治の基盤となっています」という危惧を、ドラスチックに裏書してしまいました。
民主・社民など野党の得票はむしろ増えており、数ポイントの増減で大勢が左右され、余りにも死に票が多くなる小選挙区制度の欠陥が示されています。これ以上日本の二極化がすすめば、勤労協運動の基盤自体が崩壊してしまいます。また、教育や平和の危機がより深刻となっています。
それだけに、日本の二極化・勝ち組政治の暴走を拒否する運動を勤労協が主体的に進めていくよう訴えます。また、市町村合併にしっかり対処し、各自治体選挙でも推薦議員の議席確保・拡大に全力を上げていきましょう。
■東北ブロック第10回定期総会を開催 次期全国総会受入れ準備など決める
日本勤労協東北ブロック連絡会議は2005年10月2日、青森市・アップルパレス青森で第10回定期総会を開催しました。総会は、03〜04年度決算報告と下記の05年度活動計画を承認し、役員改選を行いました。
(注:東北ブロックは隔年でなく毎年開催)
(1).物販や全国総会への参加など、秋田・岩手も実質的には県連結成県と同じ対応をしているが、さらに県連結成に努める。また、日本勤労協の統一課題にブロックとしても努力する。
(2).日本勤労協の事業分担金とブロック財政確立のため、讃岐うどんの物販活動を強める。
(3).衆院選は残念な結果となったが、菅野哲夫氏の当選(復活)はブロックとして評価したい。今後も社民党を中心に各自治体選で、自前の議員拡大に全力を挙げる。
(4).07年全国総会受入れのため、青森開催を第1次案、盛岡開催を第2次案として検討を急ぎ、次回幹事会をめどに開催地を決定する。
役員は次の方々
▽会長 茂木憲夫(福島)
▽副会長 佐藤浩良
▽事務局長 宇津井賢一
▽ 幹事
奈良岡克也(青森)、小野正一(宮城)、高柳勇(福島)
工藤新一(秋田)、高橋伸二(岩手)
なお、総会に先立つ8/21ブロック幹事会で出された報告や意見を紹介しておきます。
8/21ブロック幹事会で出された報告や意見
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【宮城】
6.25県連総会の議論の中心は財政の確立。休眠中の2単協を含め12単協全てが物販にとりくみ統一活動の意義もある。しかし、合併に伴う助成金の停止や新組織への対応など問題は多い。県連は平和労組から30万円の支援を受けているが、事務所は事務局長の自宅であるなど、将来にむけ安定した体制づくりを検討していかねばならない。
【山形】
全国総会は運営のマンネリ化は否めない。分科会でも各ブロックのアンバランスを感じる。統一したとりくみと労働運動や各国民運動体との連携が課題だと強く思う。
【岩手】
平和センターで高齢者懇談会の組織化にとりくんできた。県内3ヶ所で年内に立ち上げ、全県に広げたい。その延長上に勤労協の組織づくりも具体化していきたい。
【青森】
全国総会は初めての参加で、分科会は参考になった。ここ数年、県連総会を開けていない。ブロック総会前後には開催したい。
【福島】
総会は隔年開催。昨年、物販が持ち直し凍み豆腐を千個以上販売できた。単協の活動は活発。産廃処理場で1ヶ所は撤回、もう一つも申請取下げの動きに。県立病院廃止反対では11万人の署名を集めたが、地域には効率化を望む声もあり、労組と地域とのズレが懸念される。
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■羽咋・能美・七尾・加賀で相次ぎ市議選−議席確保へ奮闘中!
石川県では中間選挙の羽咋、合併に伴う能美、七尾、加賀の市議選が相次ぎ行われています。羽咋、能美では推薦議員が全員当選したが、七尾では松井氏が苦杯。加賀が選挙の最中です。
<羽咋市9/4投票、定数16>・浅野俊二1101 (5)8期 ・藤井敬一863 (12)3期
<能美市10/16投票、定数22>・北角耕一1046 (12)5期
<七尾市10/23投票、定数21>・古田秀雄1459 (4)4期・松井千太郎・現884
<加賀市10/30投票、定数22>推薦候補・林俊昭(現・4期)・細野祐治(現・2期)
■ブロックの動き、県連の動き
▼福島市飯坂勤労協−35周年記念活動はじまる
飯坂勤労協は70年9月に結成され、35周年を迎える。
(1)活性化・会員拡大・運動の前進、(2)連帯・交流・地域から平和を守る、(3)活動の歴史・思いを記念誌にまとめる−という3つの目標の下に記念活動が始まっている。
主な予定は、
◇『飯坂勤労協35年のあゆみ』発行(来年秋)
◇義経ゆかりの地を訪ねる旅(9月)
◇交流芋煮会(10月)
◇他勤労協との交流も兼ねた旅行会
◇新春娯楽大会(来年1月)
◇ボウリング大会(来年3月)
◇ソフトボール大会・生バンド演奏会(検討中)など
今秋は義経と芋煮会 義経と佐藤一族ゆかりの地を訪ねる旅は9月25日、会員約30名が参加して行われた。
▼静岡市勤労協連合会が結成総会!
―旧静岡市・清水市の勤労協を統合
旧静岡市と旧清水市の合併による政令都市「静岡市」発足に伴い、本年7月以来、両市の勤労協を統合し行政や友誼団体との関係を強化しようと、協議が進められてきた。
その中で、
(1)統合の形は両勤労協を存続させ「静岡市勤労協連合会」を立ち上げる、
(2)連合会が行政などとの対外折衝を行い、旧組織は従来どおりの活動を行う、
(3)結成総会の代議員は同数、と合意した。
これに基づき10月10日、静岡市労政会館で結成総会が行われ、規約や新役員が決まった。
▽会長―橋本勝六
▽副会長―大石義夫・鈴木禎昭
▽事務局長―乙黒悟郎
▼浜松市内3勤労協の統合検討会議開かれる−浜松・浜北・引佐
旧浜松市周辺の市町村合併に伴い、旧浜松市・浜北市・引佐町の3勤労協の統合を協議するため、静岡県連が主催する検討会議が浜松市で開かれた。県連から堀田事務局長、浜松3名、浜北2名、引佐町1名が参加して論議した結果、以下の結論に至った。
(1)補助金や委託事業の問題もあるが、勤労協の主体性確立のためにも組織統合は必要である。
(2)いまの浜松市勤労協は9つの単協があるので、これに浜北・引佐を加え、合計11の単協で「浜松市勤労協連合会」を結成する。
以上2点を大筋の構想として各勤労協で検討し、一定の結論が出たところで再度、この検討会議を開催することで合意を見た。今後、3地区で検討がすすめられる予定である。
▼ブロック役員交流会の開催など決める−関東甲信越ブロック幹事会
関東甲信越ブロックは9月11日、東京・総評会館で第3回幹事会を開いた。梨本会長(新潟)から先の日本勤労協幹事会の内容が報告され、日本勤労協会費の早期納入と物販(喜多方ラーメン)のとりくみを各県でも来年3月までに達成するよう確認された。
恒例のブロック役員交流会については、栃木が受入れ県となり、11月12〜13日に鬼怒川温泉「ホテル大滝」で開催することを決めた。(テーマ、運営は栃木に一任)06年のブロック総会は神奈川県連に検討依頼中だが、11月の交流会の時に詰めることとした。
▼16単協36名の参加で第24回研究集会−石川県連
第24回県勤労協研究集会が9月24〜25日、羽咋市千里浜休暇村で開かれ、16単協・36名が参加した。今回のテーマは、「地域から見た国民保護法」。同法は有事法制の重要な一環で、自治体や住民を戦争体制に動員するもの。法成立時には多くの運動や批判があったが、県―市町村段階に具体化される段階を迎え、住民の安全と生活を守るために、勤労協自らの運動として学習しておくことが必要と考え、この問題に詳しい森一敏金沢市議に講演をお願いした。
また、協力関係にある県平和運動センターの北野進事務局次長にも「運動の現状と課題」につき問題提起をいただいた。小松市・金沢市・同長田校区・中能登町・富来町から活動報告〜とくに金沢市・長田校区勤労協のグループホーム『夢の里すみよし』の開設を11月に予定しており、地域の人々との連携を大切にしながら介護事業に挑戦しているとの報告が注目される。
次期全国総会への財政確保のため、8/5発文で「喜多方ラーメン」の販売を要請しています。各県連、ブロックのとりくみを重ねて訴えます。
(喜多方ラーメン以外の物販を行う所は、割当事業収入分を日本勤労協に直接納付していただきます)
1.販売品目 喜多方ラーメン 16箱で1ケース
2.販売価格 1箱(7食入り)1,000円 1ケース(16箱)16,000円
3.販売期間 05年9月〜06年3月末の単年度
4.販売目標 目標数の単位はケースです。
※ケース単位で申し込めば送料無料です。県内各地にもケース単位なら直送できます。
県名
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目標
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(箱数)
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県名
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目標
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(箱数)
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県名
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目標
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(箱数)
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青 森 |
4
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(64箱) |
宮 城 |
12
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(192箱) |
福 島 |
8
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(128箱) |
山 形 |
4
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(64箱) |
栃 木 |
4
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(64箱) |
神奈川 |
4
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(64箱) |
新 潟 |
8
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(128箱) |
長 野 |
8
|
(128箱) |
群 馬 |
4
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(64箱) |
富 山 |
12
|
(192箱) |
石 川 |
12
|
(192箱) |
福 井 |
4
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(64箱) |
静 岡 |
12
|
(192箱) |
香 川 |
8
|
(128箱) |
広 島 |
4
|
(64箱) |
福 岡 |
12
|
(192箱) |
熊 本 |
8
|
(128箱) |
長 崎 |
4
|
(64箱) |
佐 賀 |
4
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(64箱) |
鹿児島 |
4
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(64箱) |
計 140(2,240箱)
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*喜多方ラーメン7食入り
●めん 120g×7 ●スープ 醤油スープ×4、みそスープ×3
特徴:生麺はコシのある平打ちちぢれ麺。自社工場で作られたこくのある味噌スープも大変好評です。醤油スープと味噌スープがセットになっており、自宅用にもギフトにも大変喜ばれています。
賞味期限:20日間。 保存方法:直射日光を避け、冷暗所で保存して下さい。
■日本勤労協掲示板
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●静岡県連第43回研究集会 11月5日 労政会館会議室(終了後、第4
回幹事会の開催を予定)
●新潟県連第14回総会 11月6日 新潟市巻労農会館
●関東甲信越ブロック役員交流会 11月12〜13日 鬼怒川温泉・ホテル大滝(各県5〜10名、栃木10〜20名)
●第11回フォーラム石川 11月20日 能美市・根上学習センター(学校選択制を考える)
●福島県連第22回定期総会 11月26〜27日 飯坂温泉・前野屋旅館
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