No.69 2005年9月5日
■財政確立、青森総会成功のため
全ての県連が物販目標を達成しよう！
■総選挙に対する日本勤労協の対応
小泉内閣―自公政権を終わらせよう！
・県政への提言と要望を提出（長野県連）
・七尾港強制連行訴訟を支援（石川県連・金沢市勤労協）
・総選挙への各地のとりくみ
■日本勤労協掲示板
■「日本勤労協ホームページ」にぜひアクセスを！
発行●日本勤労者協議会連合会
Tel&Fax 054-273-5130
E-mail nihon@kinrokyo.net
前号でお知らせしたように、日本勤労協の会費収入は年間130万円弱です。事務局費、役員旅費など経常支出をカバーするのが精一杯で、全国総会への支出も不可能な実状です。日本勤労協の財政は会費と事業収入に頼らざるをえません。
このため総会では、第3号議案・物販事業計画を決めました。目標数は従来の半分以下に抑え、販売利益は67万2千円。2年間で全国総会への準備金と会費の減額分を何とかカバーできる額になります。
第1回幹事会では、
(1) 従来のようなバラつきは即、全国総会の存続に関わってくるので目標確保に全力を上げる、
(2)県連の事情により喜多方ラーメン以外の物販を行う場合は、割当事業収入分を日本勤労協に直接納付していただく、ことを確認しました。各県連・ブロックは目標達成に万全を期し、とりくんでいただくよう切にお願い致します。
1．販売品目 喜多方ラーメン 16箱で1ケース
2．販売価格 1箱（7食入り）1,000円 1ケース（16箱）16,000円
3．販売期間 05年9月〜06年3月末の単年度
4．販売目標 目標数の単位はケースです。
※ケース単位で申し込めば送料無料です。県内各地にもケース単位なら直送できます。
＊喜多方ラーメン7食入り
●めん 120g×7 ●スープ 醤油スープ×4、みそスープ×3
特徴：生麺はコシのある平打ちちぢれ麺。自社工場で作られたこくのある味噌スープも大変好評です。醤油スープと味噌スープがセットになっており、自宅用にもギフトにも大変喜ばれています。
賞味期限：20日間。 保存方法：直射日光を避け、冷暗所で保存して下さい。
8月30日告示・9月11日投票の総選挙について、日本勤労協は8／16付発文で各県連とブロックに対し、以下の要請を行いました。
小泉政権が誕生して4年間、国民生活の破壊と格差社会、日本の二極化が急激に進みまし た。
財政は改善されるどころか、一部の特権層をさらに優遇する仕組みが維持・強化されるばかりです。参院での郵政法案の否決は、国民生活を破壊し大都市中心の小泉「改革」にストップがかかったものとみるべきです。
この総選挙は、自公連立政権を終わらせ、政治を国民生活を守る本来の姿に引き戻す好機とせねばなりません。日程上、日本勤労協幹事会を開催することはできませんが、下記の方針で総選挙へのとりくみを行っていただくよう、各県連・ブロックに要請いたします。
1．香川全国総会で、日本勤労協の統一課題として決定した地方分権の推進、護憲・平和、住民の安全と生活環境保護の基調に理解を示すとともに、勤労者の生活向上をめざす候補者の支援を基本としてとりくみます。
2．具体的な対応は次の通りとします。
(1)比例区選挙については、護憲・平和、国民生活擁護を中心政策に掲げる社会民主党を支援していきます。
(2)小選挙区選挙については、選挙区毎の具体的な候補者の推薦、支持等の扱いは、各県連において決定するものとします。国民の大半は、日々平凡かつ堅実に暮らす人々です。同時に、その一人一人がかけがえのない人生と命を持っています。小泉首相や勝ち組と称する人々は、三障四魔の待ちうける人生で、平凡かつ堅実に生き続けることがどんなに大変なことか、忘れてしまったようです。そして、その大変さを少しでも減らし、公平にすることが政治の根本であることも。
残念なことに、都市部を中心に物事を「劇場化」して考え、自らも勝ち組に夢をかける人が増えています。格差社会の進行は、日本の中核である勤労者層をも二極分解させています。（この5年間で非正規雇用者が約4百万人ふえ、その代わり正規雇用も4百万人激減しました）それが小泉劇場政治の基盤となっています。
各界のトップやスターたちを勝ち組、堅実に生活する人々を「負け組み」と蔑視し、ますます特権層を優遇する政治に、今こそストップをかけましょう。各地の勤労協は各々できた経緯も異なり、置かれた政治環境もちがいます。しかし、これ以上日本の二極化がすすめば、勤労協運動の基盤自体が崩壊します。
小泉内閣―自公政権を終わらせるため、各県連・各地域の勤労協が、それぞれのおかれた条件を踏まえて、できるかぎりのとりくみを行うようお願い致します。
■ブロックの動き、県連の動き
●05年度県政への提言と要望書を提出〜長野県連
長野県連は8月6日、岡谷市総合福祉センターで第2回幹事会を開催し、日本勤労協の物販の目標達成、05年度県政要望書などのとりくみを決めた。県政要望書は8月9日に提出し、9月末までに回答を求めている。
概要は、
(1)．道路行政――国道403号（相森町地籍の地域交通計画の検討状況。須坂・長野インター線、井上地区の拡幅の着工時期）、国道406号（村石町の地籍のバイパス計画の検討）、県道各所の改善等、
(2)．環境対策―諏訪湖の浄化化と河川整備、CO2削減対策
(3)．防災及び救急救命医療−飯田市立病院のセンター指定、飯田市のヘリポート設置、県立阿南病院の整備と医師確保、郷士沢川ダム中止後の対策）
(4)．労働行政−県勤労協への補助金復活、最低賃金制の改定
(5)．高校改革プランー県教委計画案には白紙撤回の声もある。十分な議論が必要では？
＊とくに、道路行政の項は詳細かつ具体的に要望と状況説明を求めていて参考になる。
全国紙でも大きく掲載されたが、第2次大戦中に強制連行され、七尾港で強制労働を強いられた馬得志さん(82才)さんら中国人4人が7月19日、国と七尾海陸を相手どり損害賠償訴訟を金沢地裁に起こした。
前日18日には「七尾強制連行訴訟支援会」の結成総会が、支援者120余名の参加をえて教育会館で開かれている。代表は角三外弘さん(教員)と二俣和聖さん(大谷派僧侶）。県勤労協は団体加盟ではなく、県連と金沢市勤労協の役員が個人の資格で世話人になり、各勤労協に運動への理解と協力を呼びかけていく考えだ。
399人の中国人が七尾港で港湾荷役を強いられ、全国では135事業所に約4万人の中国人が強制連行され、約7千人の命が奪われた。32年前の日中国交正常化により、両国の新しい関係がはじまったはずだが、過去の傷を「改めてかきむしる」ような首相や政府関係者の行動・発言が続いている。
中国や韓国の根強い反日感情の背景と、この裁判支援が戦中も戦後も一貫して続く人間無視の「国体」を改革する運動でもあることを訴えていきたい。（石川県連情報No.127より）
静岡県連はいち早く8月9日、「比例区は社民党を支援。県内の各選挙区では、連合の推薦する民主・社民両党の候補者のうち、勤労協の方針と合致する候補者を各地区勤労協が個別に推薦・支持を決定する」との方針を示しました。
また、石川県連は県内3選挙区の民主党候補を推薦し、とくに3区の桑原ゆたか氏が県勤労協顧問でもあることから、連合地協の要請に応じ支援するよう、各市町勤労協にとりくみを要請しています。
■日本勤労協掲示板
●石川県連第24回研究集会 9月24〜25日 羽咋市・千里浜休暇村
（総選挙と重なったため、9／10〜11の当初日程を延期）
◎東北ブロック第10回総会 10月2日 青森市
●九州勤労協交流研究集会 10月15〜16日 宮崎市・ホテルプラザ
◎東海・北陸ブロック内交流 10月29〜30日
北陸3県から静岡県内へ10数名が視察・交流に参加する予定
●新潟県連第14回総会 11月6日 新潟市巻労農会館
■「日本勤労協ホームページ」にぜひアクセスを！
▼開設には色々意見がありましたが、ぜひ一度、アクセスしてみて下さい。
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＜事務局・多名賀哲也＞
