3月号　2005年3月26日

■日本勤労協03年〜04年第4回幹事会開催
■九州勤労協連絡会議各県代表者会議開催
■東海北陸ブロック幹事会開催
■新潟県勤労協幹事会開催
■石川県勤労協第24回定期総会開催
■福岡県勤連第10回幹事会開催
■被災51周年3.1ビキニデー全国集会
■日本勤労協掲示板

発行●日本勤労者協議会連合会
Tel&Fax 054-273-5130
E-mail　nihon@kinrokyo.net 　【写真】桃の花

■日本勤労協03年〜04年第4回幹事会開催

　日本勤労協の04年度第4回幹事会は、05年3月26日10:30から、東京の総評会館2F202号室で開催されました。

　この幹事会では5月29日〜30日に開催予定の第22回全国総会対策について協議しましたので、その結果を報告します。

　幹事会は大沼会長の開会あいさつに続き、堀田事務局長から経過報告として、別項のような各県、各ブロックの活動状況の報告があり、さらに、３．１ビキニデー全国集会など主要な活動についての報告された後、議題として全国総会対策が以下のとおり提案され討議のうえ、決定されました。

▼全国総会の運営
議事進行における各ブロックの役割分担を確認。（内容は別途総会特集号に掲載）
運営要綱を次のとおり再確認する。

期日　　2005年5月29日(日)14時〜30日(月)12時
規模　　開催県外150名＝東北25、関東30、東海北陸65、九州30
　　　　開催ブロック50名＝香川30、その他20
　　　　合計200名程度
開催場所　琴平町「琴参閣」
総会、分科会、懇親会、宿泊共に同一会場で実施
参加会費　12,000円　
交通事情により前泊が必要となる地区に対しては格安のホテル等を別途紹介する

▼活動・財政方針
　方針案を審議し決定したので、別途、全国総会議案特集号として各県連へ配布する。

▼役員の改選について
　役員改選について各ブロックの取り組み経過を確認し、全国総会で承認を求める。

　

■九州勤労協連絡会議各県代表者会議開催

　九州ブロックの各県代表者会議は3月23日佐賀県唐津市で開催され、経過報告として、04年9月に開催した第18回研究集会が成功裡に終了したこと。未結成県連の結成促進を図っていること等が報告されました。

　議題として当面の情勢分析に続き、各県勤労協が取り組むべき課題として
▼空白市町村の勤労協づくり
▼地区労センターの存続期間中に勤労協の組織化を推進する
▼各県各地で学習会、研究集会、交流会等を積極的に行う
▼九州勤労協連絡会議を「勤労協運動センター」的な役割を担い得る組織体へ発展させる
▼宮崎県で予定する第19回交流研究集会を成功させる等の方針を確認しました。

　さらに、日本勤労協第22回全国総会への役員推薦を行うと共に、財政支援のための04年度物資販売について、各県割り当てを確認し、目標消化を推進することを決定しました。

■東海北陸ブロック幹事会開催

　東海北陸ブロック幹事会は3月11日、福井市教育センターで開催されました。酒井会長あいさつの後、水上事務局長から日本勤労協全国総会対策として、各県の参加人員の確認を求め、ブロック全体で日本勤労協からの要請を20名上回る60名の参加を確認しました。
　ついで、全国総会への役員推薦について氏名の確認を行い、日本勤労協幹事会へ報告することになりました。さらに、ブロックの主体的な活動として、
▼ブロック内外との交流推進
▼未結成県への組織化を働きかける
▼単協を対象とした交流の実施等の課題について討議し、本年度は具体的に静岡県連へ他の3県連の単協が出掛けて行って宿泊つきの交流会を開き、その場へ愛知県の参加も呼びかける方針を確認しました。

　時期や規模等は事務局から再度問題提起することになりました。
　今後、ブロック外の県へも交流に出掛けて行く方針も確認しています。

　また、幹事会の中では日本勤労協の財政支援物資販売についても意見が出されましたが、割り当て目標を消化することを申し合わせて解散しました。

■新潟県勤労協幹事会開催

　新潟県勤労協は1月22日、新潟市トークイン新潟で幹事会を開催。

　今年一年間の取り組む課題として、会員の親ぼくと相互扶助や研修文化活動、地域社会へ貢献し改革していく活動、勤労協の存在を示す活動等を展開することとし、

具体的には個人加盟会員を拡大。
新潟市への勤労協結成を働きかけ。
家族会の結成準備を進める等の組織方針と、
統一した取り組みとして、自治体要求の実施。
手作り石けん運動の推進。
合同イベント開催の検討を決定しました。

その他次のことを決定しました。

1．第22回全国総会には、各勤労協1〜2名の参加を目指す。
2．物資販売は昨年を上回る取り組みを行う。（喜多方ラーメンなど5品目）
3．第9回県連研究交流集会を7月3日に吉田町で開催する。
4．県政要望は水害、地震のため延期されているが、要望案をまとめて折衝する。
5．第14回定期総会は11月20日新潟市で開催予定

■石川県勤労協第24回定期総会開催

　石川県連は第24回総会を2月26日金沢市労済会館で24単協が参加し開催しました。

　井端会長をはじめ、平和運動センター、県議団、民主党代表などからあいさつを受けた後、活動報告として　第23回県連総会、第5回ブロック総会等の会議報告　第23回研究集会、第10回フォーラム石川などの研修活動　幹事会や各地区活動などの組織運営等が報告され了承されました。

　活動方針では、
▼日本勤労協の統一課題である住民参加のまちづくり、市町村合併への対応、護憲平和の3課題を確認する
▼県勤労協の重要課題として、会員の拡大と行動参加、財政の確立をすすめる研究集会、フォーラム石川の開催
▼環境を守る運動への参加
▼自治体要求づくりと交渉推進
▼財政確立のための物資販売強化などの方針を決定しました。

　総会はその他の議案を含め、全議案を承認すると共に、本年度役員として次の各氏を選出しました。

会長　井端利男　副会長　藤田利男　大熊博幸　中道雄太郎
事務局長　小西　直
同　次長　多名賀哲也　代表幹事10名、会計監査2名　顧問8名

■福岡県勤連第10回幹事会開催

　福岡県勤連の第10回幹事会は、3月20日福岡市の県農民会館で開催されました。

　経過報告として、県内138番目の勤労協である「小竹ふれあいの会」が３月２７日結成予定など、県内各地区勤労協の活動状況が報告されました。

　議題では、
▼県勤連への助成金要請を労組、政党、労金、全労済など１５団体へ行った結果、１２団体から名刺広告などの形で応諾があった
▼憲法、教育基本法改悪阻止の組織・運動づくり
▼４月１０日投票の豊前市長選への支援
▼県勤連として独自に憲法遵守とイラク派遣自衛隊の即時撤退を政府へ要請
▼出前幹事会の実施等の方針を確認しました。
　その他、日本勤労協全国総会へフェリーを使って車で参加することが検討されました。

■被災51周年3.1ビキニデー全国集会

　米国が太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験で、日本のマグロ漁船「第五福竜丸」などが「死の灰」を浴びてから51周年にあたる3月1日、静岡市勤労者総合会館で3.1ビキニデー全国集会が開催され、原水禁国民会議などの主催で400人余りが参加し、18時から20時まで開催されました。

　集会は、木下正則静岡県原水禁代表委員の開会あいさつではじまり、主催者を代表して岩松繁俊原水禁国民会議議長があいさつ、静岡県平和・国民運動センター庄司静男会長も地元を代表して平和への誓いを述べて歓迎のあいさつをしました。

　ついで、講演と問題提起にうつり、地質学者の塩坂邦雄さんが、長年にわたる調査活動を踏まえ「地震は人間がコントロールできるものではない。地震がくる前に浜岡原発を止めてほしい」と訴えました。

　さらに、証言として、浜岡原発を考える会の伊藤実会長は「中部電力は絶対安全というが、耐震補強工事の内容も決まっていない。事故が起きればその影響は地元も都会も同じという認識をもってほしい」と話しました。

　また、「原発震災を防ぐ全国署名」運動に取り組んできた古長谷稔事務局長は署名数が45万人に達したことを報告して「二度とヒバクシャをつくらないという一点で関心をもってほしい」と述べ、署名の最終集約を4月15日とすることを明かにしました。

　この全国集会に先立って2月26日、第５福竜丸がある東京夢の島を出発してキャラバン行動してきた神奈川県平和センターの加藤泉事務局長が、「ビキニ被災・被爆60周年市民のつどいin三浦半島」が原子力空母の母港化問題が焦点となっている横須賀市で開催されたの模様とキャラバン行動について報告しました。

　集会は、内田いず美静岡県平和・国民運動センター副会長から集会アピールが提案され拍手で確認されて20時すぎにに閉会しました。

　この集会とは別に、3月1日〜2日の2日間にわたって、フォーラム平和・人権・環境が主催して全国活動者会議が静岡市のニッセイ駅前ビルで開催され、江橋法政大学教授の「東アジアの平和構想」と題する講演や、原水禁国民会議福山事務局長から「2005年の運動と組織方針」について提起があり、全体討議が行われました。

　2日目は「持続可能な社会とは　―環境、人口、食料、南北問題から―」と題して環境・持続社会研究センターの足立治郎事務局長の講演と提起が行われ、午後は13時から焼津市「弘徳院」で第五福竜丸の無船長久保山愛吉さんの墓前祭を行い解散しました。

　日本勤労協からは堀田事務局長をはじめ、各県連から多数が参加しています。

■日本勤労協掲示板

第3回幹事会以降の各ブロック・県連活動

10.27　香川県連幹事会　高松市
10.28　石川県連幹事会　金沢市
11.1〜3　第４１回護憲大会　　奈良市なら１００年会館
11.13　静岡県連　第４回幹事会　勤労者会館
11.26〜27山形県連総会　最上町
11.27　日本勤労協第３回幹事会　総評会館
12.4　香川県連第２５回総会　高松市
12.19　東北ブロック幹事会　盛岡市
1.22　新潟県連幹事会　新潟市
1.25　関東・甲信越ブロック幹事会　東京総評会館
1.26　日本勤労協第２２回全国総会地元実行委員会立ち上げ　高松市
1.29　宮城県連幹事会　仙台市
2.17　静岡県連県政懇談会　静岡市
2.26　石川県勤労協第２４回総会
3.1〜2　被災５１周年３・１ビキニデー全国集会　静岡市
3.11　東海・北陸ブロック会議幹事会
3.19　福岡県連第１０回幹事会　福岡市　県農業会館
3.23　九州勤労協連絡会議各県代表者会議　唐津市呼子町