静岡県勤協連は、結成以来42年目に当たる今年の第42回県連定期大会を、5月23日静岡市勤労者総合会館で開催した。
大会は堀内副会長の司会で、議長に浜松市勤労協の田村忠夫代議員を選出したのち、大石義夫会長から、勤労者をめぐる諸情勢、県内市町村合併の進行状況などについてあいさつを行った。ついで、静岡県労働政策室や県連合石井会長など8氏から来賓あいさつがあった。
大会は、例年行っている地区勤労協の功労者表彰行った後、堀田事務局長が03年度活動報告と04年度運動方針を提案。大石会長が03年度決算報告と04年度予算を提案した。
運動方針のなかでは昨年と同じく基調として(1)市町村合併への対応、(2)勤労者のためのまちづくり運動推進、(3)護憲・平和運動への参加の3項目を中心に運動すると共に、例年行っている県政懇談会や研究集会等の活動を推進することを決定した。
討論では、市町村合併問題は住民の問題と同時に、勤労協の組織問題でもあるとの認識をもって対応していくことも確認された。総会は、運動方針・予算案等の全議案と各種報告を承認・採決して可決した後、新会長に岡本県会議員を選出するなど次の通り役員改選を行った。
会長 岡本信也(浜松)
副会長 大石義夫(静岡)、南園貢(清水町)、堀内武治(掛川)
事務局長 堀田昭夫(静岡)、幹事11名。
午後1時から第2部として現在国民的な話題になっている公的年金制度の問題点として「年金改悪を斬る」と題し、静岡市勤労協の中村恭市さんから1時間にわたって講演があり、最後に南園副会長の閉会あいさつで大会を終了した。