No.134 2017年1月23日
■年頭にあたって 発行●日本勤労者協議会連合会 家族おそろいで、よき新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。 自民党が2012年総選挙で政権奪還した以降、衆参選挙で4連勝を果たし「自民1強」「首相1強」といわれる状況となっています。それを背景に、安倍首相は独裁政治を強硬に続けています。それが憲法違反といわれる「安全保障関連法案」「特定秘密保護法」に象徴されるように、数の力で強行採決の暴走を続けています。これに対し、民進党など野党がこれらをチェックすべき役割を果たせず、その非力さが鮮明になっています。 昨年の臨時国会でも「環太平洋連携協定(TPP)」「関連法」「年金改革法案」「カジノ法案」などの強行採決をはかりました。他方、安倍首相が避けてきた課題もあり、社会保障や税財政の持続可能な将来像は実施せず、福島原発事故を踏まえ、エネルギー政策全体の中で原発をどう位置づけるかという重要な議論は不十分なままに、なし崩し的に原発問題を避けています。また、沖縄の米軍基地問題も解決の糸口が見えません。 安倍首相が、日本の経済は発展してきたと大見栄を張っていますが、25年間の名目成長率はほぼゼロ、ならばもう一度経済成長を取り戻そうと、財政出動をはかった結果が世界一の借金大国です。安倍政権の浮揚の代名詞「アベノミクス」もいよいよ行き詰まりの様相を見せています。 これらの反動政策を阻止するためには、長期政権をうかがう安倍首相を来たる「衆議院選挙」で、自公政権を過半数割れに追い込み「安倍政権を打倒」しなければなりません。 現状では、野党も労働運動も、安倍政権の暴走を止めることはできない現状にあります。私たちは傍観者であってはなりません。政党や労働運動に期待するのではなく、地域住民と連携し、中央政治を包囲するような運動を構築する必要があります。 私たちが目指す社会は「参加・自治・分権・自然と共生」の地域社会です。新しい価値観に基づき、住民を主体にした社会システムに転換し住みよい地域づくりにあります。 そのためには健全な住民運動があって初めて実現するものです。そこに、住民運動を理念とする勤労協運動の存在意義があるのです。今まさに勤労協の出番です。新しい年を向かえ、勤労協づくり、運動づくりを全国すべての市町村で展開していきましょう。 山形県勤労協 暴走安倍政権と対決する地域活動の強化を 12月4日、山形県勤労協第31回定期総会を山形市に接する中山町のひまわり温泉「ゆ・ら・ら」で開催しました。 総会冒頭、和田会長が挨拶に立ち、先の参院選県区での圧倒的な勝利を勝ち取った成果を労い、一方で安倍政権の数の力ですすめる強権ぶりは目に余るものがあり、「TPPの衆院通過」をはじめ、の相次ぐ、年金、医療費保険制度の改悪を国民生活に直結する重要法案をすべて力づくで「強行採決」しようとの横暴ぶりを到底許すことはできない。私たちはこれらを勤労協の国民的な運動課題としてとらえ、運動することが勤労協が唱えるふれあい、“たすけあい、まちづくり”そのものであり、地域においても、これらを許さない運動を広めていこう。」と挨拶しました。 この総会には、来賓として宇津井日本勤労副会長(東北ブロック事務局長)、木村社民党県連副幹事長、森県平和センター副議長よりそれぞれご挨拶をいただきました 続いて、17年度活動方針、予算、役員改選の提案をもとに1月の山形県知事選挙、想定される解散総選挙の推薦候補の必勝を勝ち取ろうと確認し、各地区から単協の新加盟の準備状況や形にとらわれない仲間を広く結集しようではないかなど組織の活動と課題等、方針を補強する意見が発表があり、真剣な討議のうちに終了しました。総会後の交流懇親会では、今後の取り組みについて、決意などが披露され、楽しく賑かな交流がはかられていました。 第31回の駅伝大会 初冬の20キロに健脚競う 昨年、30回という大台を成功させ、そこからまた新たに前へ進める国際平和年記念「第31回山形県勤労協対抗駅伝大会」を天童市にある山形県総合運動公園の陸上競技場(NDソフトスタジアム山形)をスタート・ゴールとする公認コースで開催しました。この駅伝は、86年の勤労協設立を記念してスタートした意義ある事業で、主催は、県勤労協と県平和センターによるものです 今年は、県内各地区から13チームが参加し、この中には地域や職域それに山形市内の商店街チームも参加、「走ることが何よりも好き」という選手たちが、号砲を合図に平和を求める絆のタスキを肩にスタート、女子1区間を含めた紅葉真っ盛りのアーケードの下、5区間、20キロをリレーして走り抜けました。 そのあとは表彰式。優勝カップや盾、区間賞や参加賞などが県勤労協会長から贈られるたびに大きな拍手が沸き上がりました。大会終了後は、すっかり恒例となったスタジアム内で参加者、サポーターが一堂に会しての昼食会。おにぎりに温かい豚汁に舌鼓を打ちながら、闘いをふり返り反省したりして、来年こそはと決意を語り合い約束を誓っていました。 (報告者 山形県勤労協 和田榮次郎) 泉勤労協(仙台市) わいわい祭に出店 穏やかな天気に恵まれた10月23日、仙台市青葉区の勾当台公園いこいの広場で『第22回わいわい祭』が開かれ、多くの来場者でにぎわいました。「乗り越えよう!食・緑・水の危機」をスローガンに、食・緑・水を創る宮城県民会議を中心に実行委員会が主催したもので、祭りを楽しみながら食料や資源問題を考え合おうと毎年秋に開催されています。 泉勤労協も、祭りの趣旨に賛同し、宮城県勤労協として出店しています。今年も焼きそばやフランクフルト、玉コンなどを販売し、収益金の一部をアジア・アフリカ救援米の輸送費に寄付することができました。 政策秘書は見た!」政治講座開催 泉勤労協(小野正一会長)は11月22日、泉地区平和労組会議および社民党泉支部の三団体主催による『政治講座』を開き、30名が参加しました。社民党の吉川はじめ衆院議員の政策秘書を務める伊藤剛さんが講演し、実感のないアベノミクスや社会保障の切り捨てなど、アベ政治の問題点を指摘し、「安倍政権は決して安定していない」と強調、「問題にすべき政治課題は国民の暮らしだ」として「国民生活を守るためにも、来年想定される衆議院の解散総選挙をたたかう社民党の覚悟と党に対する国民の支持拡大が求められる」と訴えました。 (報告者 泉勤労協 石川けんじ) c飯田市勤労協(長野県) 第19回飯田勤労者まつり開催 「勤労感謝の日」の祝日に飯田市勤労者福利厚生事業「第19回飯田勤労者まつり」が、飯田勤労者福祉センターにおいて開催されました。晴天にも恵まれ昨年を大きく上回る4000人以上の入場者で賑わいました。併せて第37回飯田市技能勤労者褒賞授与式が開催され21名の方が受賞しました。 (飯田市勤労協HPより) |
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