No.128 2015年11月25日
■憲法理念の実現をめざす第52回護憲大会開催 発行●日本勤労者協議会連合会 「不戦と民主主義―戦後の誓いを忘れない・憲法理念の実現をめざす第52回大会」が2015年11月14日から16日の3日間、全国から1,800名が参加し青森市のリンクステーションホール青森で開催されました。 今回の大会は、安倍内閣のもとで、明白に憲法違反である「戦争法」が、9月19日に国会で強行成立され、立憲主義そのものが崩される事態を迎えたなかでのものとなりました。この安倍政権を打ち倒すために総力で対決するとりくみをいかに築くかが問われる大会となりました。 開会総会に引き続いて開かれた「戦争法阻止、立憲主義確立、憲法擁護のため私たちは今後どう闘うのか」と題したシンポジウムは、大会実行委員長を務める福山真劫・平和フォーラム代表を司会・コーディネータ。パネリストは、上智大学教授の中野晃一さん、日本体育大学教授の清水雅彦さん、ルポライターの鎌田慧さん、戦争をさせない1000人委員会・信州事務局の喜多英之さん。それぞれの立場で昨年から今年にかけての安倍政治に対するとりくみを報告するとともに、今後の展開に向けて意見交換がされました。 私たちはこの3日間の中で、この間の運動が切り拓いた成果を確認し合いました。きびしい情勢にはありますが、「私たちはあきらめない」この間の闘いの中で、私たち自身の力で安倍政権を退陣させ、『戦争法』を廃止し、平和な未来を切り拓くことができるという展望を掴み取っています。「戦争をさせない1000人委員会」のネットワークを県単位から市町村単位へ、しっかりと根を張りながら、地域の市民運動との連携をつくりだしましょう。『戦争法の廃止を求める統一署名』の取り組みを全力で展開しましょう。多くの人々の共同の力で、来年の参議院選挙に必ず勝利し、安倍政権の退陣・政策転換を実現していこうではありませんか。 第52回大会要項
会場・リンクステーションホール青森ほか (日本勤労協連合会事務局) 九州勤労協 第28回交流・研究集会、盛会に終わる 大分県・別府温泉に九州各県の活動家が結集して活発な討論を展開 九州勤労協連絡会議・第28回交流・研究集会は、8月23〜24日の2日間、大分県別府市・別府温泉「ホテル・別府パストラル」で開催され、九州各県から90名の活動家が参集し活発な討論を交わしました。 交流・研究集会は、本年で28年目を迎え、各地の優れた運動の教訓を学びあいました。この研究集会を契機に、各地に勤労協の組織化や運動の活性化がはかられ、九州における勤労協運動は穏やかではありますが発展してきています。 記念講演は「戦争法と安倍政権」というテーマで福留久大氏(九州大名誉教授)から「暴走する安倍政権が狙う正体」がわかりやすくレクチャーされました。の後、各県連合会及び各地の活動報告がありました。(各活動報告については、前号でお送りした「九州勤労協連絡会議No.28(9月20日発行)」をご参照ください) 2日目の各地からの報告・討論は各地の活動家10名から活動報告が行われ、まちづくりをめざす多彩な住民運動が紹介され、多くの活動の教訓を学ぶことができました。 (「九州勤労協連絡会議No.28(9月20日発行)」より抜粋) 宮城県勤労協 第24回定期総会を開催 宮城県勤労協は9月27日宮城自治労会館で第24回定期総会を開催、8単協18名が参加しました。開会後、東日本大震災被害者追悼の黙祷を捧げ、続いて相澤会長挨拶、来賓挨拶がありました。 議事では、2014年度活動報告、決算報告、会計監査報告が全員一致で承認され、2015年度の活動計画として そのほか予算、規約改正、役員改選(全員留任)などがあり、すべて満場一致で承認されました。この後、各単協の活動や問題を順次発言し、参加者は交流を深めました。なお、県議選について社民党若林支部代表・斎藤重光氏より、本多県議の健康状態による立候補断念と後継者づくりの作業が実を結ばなかったことについての経緯が報告されました。 来賓 菅原晃悦(宮城県平和労組会議事務局次長) ▼2015年度役員 (総会議案書より) 静岡県勤労協 第53回静岡県勤協連研究集会開催 2015年11月7日(土)10:30〜14:30、静岡労政会館5階視聴覚室にて県勤協連研究集会を開催、40名が参加しました。今回は、午前と午後にわけて下記の2つの講座を行いました。 <第一講座> 10:35〜 【1】最近の介護に関わるニュースから
【2】27年度改正の要点
【3】どうなる介護保険
【4】2025年問題をめぐって
◆講師の成岡氏は、元静岡市介護保険課長で現在はご自身で高齢者の介護センターを運営されています。介護に関する行政の抱える問題、そして施設は増えたものの介護をする側の待遇が悪いため、景気がよくなるほど職員不足になるという現場の声を聞くことができました。「認知症が現在の倍の800万人になる2025年」が目の前に来ています。元気で長生きのためには「にこにこ・てくてく・かみかみ・どきどき、わくわく」が大事だそうです。また、介護の業界は医療に比べ、力が弱いそうです。今後は、利用者である私たちが市町村へ声をあげていかなくてはいけないと思いました。
<第二講座> 13:00〜 【1】安保法成立前に「日米同盟・集団的自衛権の行使」が決定していた
【2】沖縄の在沖米軍の実態と自衛隊の先島諸島配備・・・名護市の「パンフレット」をみながら
【3】変貌する自衛隊(自衛隊から軍隊へ)
◆講師の富田さんは2010年から沖縄に移住、宜野湾市と名護市にアパートを借り、昨年7月まで在住。普天間爆音訴訟の裁判闘争に参加したり、高江ヘリパッド建設阻止行動や辺野古座り込み抗議行動などに参加してきたそうです。そうした、現地での生の声をプロジェクターの写真と共に語っていただきました。今後予定されているオスプレイ購入や防衛省の武器購入等によるローン残高の増加など危惧される問題提起もあり、米軍基地や辺野古移設のことなどを、より多くの人たちに知ってもらい、力を結集していかなければならないと感じました。 (静岡県勤協連ニュース303号・2015年11月25日より抜粋) 雀宮勤労協(宇都宮市) 10回目の収穫祭を開催 10月24日(土)、当勤労協会長の鈴木さちえさんの農園等を会場に、恒例の収穫祭を実施しました。絶好の収穫祭日和のなか、落花生を引き抜き、花盛りの菊花摘み、その後は懇親交流会に。 今年は日差しを避けて納屋にテーブルを据えて会場とし、和やかに始められました。会場となった鈴木さんからは、おなじみの塩茹で落花生やラッキョウ漬物、けんちん汁、ほうれん草のおひたしなどが提供されました。 さらに今年は収穫祭10周年を記念し、鈴木繁さんが打ちたての手打ち蕎麦を持参し、会場で茹であげ、参加者にふるまいました。懇親会終了後、参加者は落花生や菊花などの収穫物をお土産に帰途につきました。 残念だったのは、子どもたちの参加がなかったことです。小学校の運動会や家庭の行事と重なってしまい、全体の参加者も初めて9名(昨年は17名)とひと桁になってしまいました。収穫祭の日程は自然が相手ですので難しいところもありますが、来年は学校行事と重ならないよう配慮しようと思います。 (通信員 稲葉茂夫) 河東町勤労協(福島県) 芋煮会・市政を語る会開催 11月21日(土)広田「おおたや」で芋煮会・市政を語る会を開催しました。今年も早いもので、雪の心配をする季節となりました。また、河東町が会津若松市と合併し、この10月末日で満10年を経過したところです。良くなったところ、悪くなったところ、それぞれ感じているものと思います。 この10年で間違いなく言えることは、私たちの暮らしは厳しくなっていることです。消費税・物価は上がり、実質賃金は下がっています。企業業績が上がり株価が上がっても庶民には無縁のことです。これは、政治が国民の生活に目が向いていない、大企業・金持ち優先の政治であることの表れです。市も人口減少、少子高齢化が進み、限られた財源の中、苦労しているようですが、スマートシティの推進とか、ICTの利活用とか、これらの事業は私たちの生活には縁遠い気がします。 当勤労協は、4年前から勤労協若松市連合会との連名による『市政要望書』を提出していますが、今年も住みよいまち、安全・安心な生活を求め、幅広い内容で提出する考えです。現在、役員で要望内容の検討をしていますが、皆様からの意見要望をお聞きしたいので「芋煮会と市政を語る会」を催すこととしました。ゆずりや隆市会議員も参加し、9月議会の報告や、12月議会に向けた考え、市の抱える課題等について話をしていただきます。 (河東町勤労協だより 2015・11号より抜粋) 三豊市勤労協(香川県) 地引網交流チヌが豊漁 9月5日、大野原花稲公園海岸で地引き網交流がおこなわれました。当日は晴天に恵まれ66名の参加で盛況に開催されました。チヌがいっぱい獲れ、大人も子供たちも大喜びでした。昨年は嵐の中での開催でしたが、今年は打って変わって天気にも恵まれて感謝感激でした。 マイナンバー研修会を実施します 三豊市でも今月中旬ごろから各家庭にマイナンバー(個人番号)を知らせる通知カードが届けられます。このマイナンバー制度は住民一人一人に十二桁の個人番号が付けられる制度です。メリットやデメリットのあるこの制度への対応は充分な学習が必要と思われます。マイナンバー制度の学習と理解を深めて個人の権利やプライバシーが侵害されないように準備をしましょう 日時 11月25日(水)18時30分〜20時 カーブミラー清掃にご参加ください 毎年恒例のカーブミラー清掃を今年も下記の日程で行います。冬場カーブミラーは霜などが付き大変見にくくなります。近年、主要道に設置され始めた清掃が必要ないカーブミラーも増えては来ましたが、まだまだ清掃の必要なカーブミラーは多くあります。交通事故が減り安心して暮らせる街づくりの一助となるよう会員のご奮闘を期待します。カーブミラー清掃後、忘年会も開催します。是非ご参加ください。 日時 12月6日(日)9時30分 (三豊市勤労協ニュースNo.45より抜粋) |
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