No.125　2015年7月15日

■山形全国総会成功裡に終わる

■ブロックの動き・県連の動き
　石川県勤労協

■日本勤労協掲示板

発行●日本勤労者協議会連合会
Tel&Fax　054-273-5130　　E-mail　shizuoka@kinrokyo.net

　日本勤労協第27回全国総会は、全国各地から191名が参加して6月28〜29日山形県天童市『天童ホテル』に於いて開催されました。

　全国各地から参加された勤労協の皆さん、準備・運営に当たられた山形県勤労者協議会連合会及び、山形県実行委員会の皆さん、大変お疲れ様でした。総会での活発な討議を通じての活動報告、交流の成果を全国各地の活動に活かしていきましょう。

辺野古へカンパを送りました

　29日の全体会で、「辺野古基金で新基地建設をストップさせよう」のカンパが行われ88,325円が集まりました。カンパは7月7日に辺野古基金口座へ全額振り込ませていただきました。

　なお、総会の内容については、次号（No.126）「第27回全国総会特集号」で報告いたします。

＜総会アピール＞

　日本勤労協第27回全国総会は全国から191名の仲間が結集し、6月28日〜29日にわたり山形・天童ホテルにおいて成功裏に開催されました。

　総会では、日本勤労協が数年来統一して取り組む課題としてきた、(1)新たな勤労協活動の展開を目指す方向として、「分権・多様・適正・自立」新しい価値観に基づき新たな公共を創り出していくこと(2)組織の活性化をいかにはかるか(3)脱原発・憲法改悪阻止・集団的自衛権行使容認を許さない平和運動を、超反動化する政治情勢のなかでどう取り組むか(4)地方自治体改革のために勤労協自前・推薦の自治体議員の確保などを主要課題として論議しました。

　昨年12月の衆議院総選挙では、自民党圧勝と公明党との自公政権が発足し、更に保守的政治勢力が台頭しました。第2次安倍内閣は作年7月の集団的自衛権行使容認閣議決定に基づき、自衛隊が海外で米軍との共同作戦を可能とする安保法制の改定を今国会に上程し、成立させようとしています。その先には憲法9条の改悪を目論んでいます。2016年参議院選挙は憲法改悪に向けて重要な選挙戦となります。

　また本年は、戦後70年を迎え安倍首相談話が注視されています。今日までの村山談話、小泉談話をどう継承するか、近隣諸国との関係改善にどう対応するかが焦点となっています。

　経済面では日銀による超金融緩和政策、法人税の引き下げ等、企業の優遇政策に対し、労働者には労働基準法の緩和、派遣労働法の改悪による非正規雇用労働者の拡大、格差社会が進み、働く貧困層拡大、子育てに心配など生活不安が高まってきています。

　日本勤労協全国総会は、このような状況下で憲法改悪を阻止し、平和な社会を守り民主主義を育て、生活や福祉を高めていくために、地域から政治の流れを変えていくことを確認しました。地方分権の動きを高め、地域で生活課題を再検討し改善していきます。また、戦争のできる国づくりに徹底して反対し、原発再稼動を許さず、沖縄県民と共に辺野古新基地建設に反対していく運動を強めていきます。

　そのため各地域において戦争をさせない1000人委員会への積極的参加、地域の民主的な組織、脱原発運動組織，ＮＧＯ団体などとの連携を深め活動を取組みます。更に、自前・推選の自治体議員づくりにも努め、日本勤労協の英知を結集し全国の仲間と連帯して運動を高めていきましょう。

2015年6月29日
日本勤労協第27回全国総会参加者一同

※前任の酒井桂之氏（副会長・富山県連）、南雲鋭一氏（幹事・群馬県連）
　おつかれさまでした。

石川県勤労協

第34回定期総会・研究集会開催
〜厳しい状況を克服して勤労協運動を地道に前進〜

　石川県勤労協は5月17日に、加賀市山代温泉「ゆのくに天翔」で第34回定期総会を開催しました。森事務局次長から、総会の成立・開会の宣言の後、議長に金沢市勤労協・塚本代議員を選出しました。塚本議長の挨拶の後、藤田会長の挨拶で「統一地方選、推薦議員を2人失うという厳しい状況を克服して勤労協運動を地道に前進させていく事」が述べられました。

　議事では、2014年度の活動報告、決算報告が、細川事務局長から、会計監査報告が氷見監査委員からあり、一括質疑を受けた後、全体の拍手で承認されました。引き続き、2015年度活動方針（案）と一般会計と交付金会計予算（案）が、事務局長から「交付金が減額という厳しい財政事情の理解と今後の対応、全国総会への結集、物販活動の強化、フォーラムの加賀沢地区開催、連帯活動の取組みなど」が一括提案されました。質疑では「情勢」の認識の共有、「脱原発の取り組みの補強」が指摘され、執行部受入れで、全体の拍手で原案通り決定いたしました。

　総会に引き続き「研究集会」を開催しました。「弱者の視点で」という演題で、元代議士・田中美恵子さんの記念講演を1時間程度で受けました。

　まずは、ご自身の歩みから始まり、代議士1期生で取り組んだこと「厚生労働委員会で、乳がんの治療薬（ジュムザール）の保険適用から、乳がん手術後の乳房再生手術の保険適用を実現」そして今後は「更に不妊手術の保険適用、無償奨学金の制度拡充を」「雇用のセーフティネットづくり」に取組みたいと国政へのリベンジの熱い思いを、分かりやすく語っていただきました。

▼来賓
連合石川　狩山会長
石川県平和運動センター　赤玉副会長
社民党県連合　盛本代表
民主党県連合　田中副代表
富山県勤労協連合会　酒井会長
顧問県議団代表　山根前県議

▼メッセージ
日本勤協連
静岡県勤協連
北陸労金石川県本部
富瀬県議
本吉県議

▼新年度役員
会長　藤田利男
副会長　中道雄太郎・中江川和臣・吉岡純一
事務局長　細川武
事務局次長　森良明・多名賀哲也

被爆70周年原水禁世界大会
■8月1日（土）いわき市「平中央公園」
■8月4日（火）〜6日（木）広島市
■8月7日（金）〜9日（日）長崎市