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日本勤労者協議会連合会
にほん勤労者ネットワーク

123号目次No.123 2015年1月28日

年頭にあたって
日本勤労協第4回幹事会を開催
ブロックの動き・県連の動き
 山形県勤労協

交流ひろば
 福島市勤労協
 河東町勤労協(福島県会津若松市)
 宇都宮市雀宮勤労協

発行日本勤労者協議会連合会
Tel&Fax 054-273-5130  E-mail shizuoka@kinrokyo.net

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 ご家族お揃いで、佳き新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
 昨年12月の解散・総選挙は、まさに安倍政権の党利党略に基づくもので「勝てるうちに解散する、これを契機に安倍長期政権を確立する」というもので、国民を無視した総理の解散権の乱用でした。

 選挙結果は、自民・公明の与党が3分の2の勢力を維持し、安倍首相は「アベノミクス」が支持されたとして、「集団的自衛権容認に基づく法整備、日米防衛指針の改悪、原発の再稼動、労動規制緩和としての解雇の自由や残業代ゼロ、非正規労働者拡大、農業、医療、年金の分野での諸改悪など」で暴走しようとしています。

 しかし、有権者は決して安倍政権に日本の指針を白紙委任したわけではありません。投票率は52.66%で、有権者のほぼ半数が棄権しており、戦後最低の投票率でした。全有権者の自民党への絶対支持率は24.5%で、議席率75.3%、222人の当選者を出していますが(比例区でも同様)、これは小選挙区制度の弊害であり、死票が多く、国民の多様な意見が無視されるのです。

 本年は、人類史上最悪の第2次世界大戦の終結から70年の節目の年です。敗戦で焦土となった日本は、国民の努力で民主主義社会と繁栄を築いてきました。しかし、安倍総理は、その姿を変えようとしています。また、地方再生戦略を打ち出していますが、上意下達の数値目標を掲げているだけで「地方分権」の言葉すらありません。「地方分権」の無い地方再生論は、まさにニセモノです。安倍政権の経済政策は、財界と癒着した、一握りの大企業や富裕層に向けたものであって、庶民には実態の無い政策です。

 この時に当たり、統一自治体選挙の勝利に向けて全力をあげ反転攻勢を図りましょう。そして、地域から中央政府を包囲するような運動の構築を図ろうではありませんか。

 私たちがめざす社会は、『参加・自治・分権・自然と共生』の地域社会です。新しい価値感に基づき、住民を主体にした社会システムに転換し、住みよい地域を創ることにあります。そのためには、住民と自治体の意識改革が重要で、同時に健全な住民運動があって初めて実現するものです。そこに、住民運動を理念とする勤労協運動の存在意義があるのです。

 新しい年を迎え、勤労協づくり、運動づくりを全国すべての市町村で展開しましょう。

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日本勤労協第4回幹事会を開催

日本勤労協第4回幹事会報告

 日本勤労協幹事会は1月23日、第4回幹事会を開催した。本年は第27回全国総会を東北ブロック山形県勤労協連合会に準備を要請し、総会成功に向けて準備を展開している所です。日本勤労協は2015年が戦後70周年を迎え安倍自公政権が、先の総選挙において衆議院の安定多数を確保したことから、国民の信認を得たとして、集団的自衛権行使の法案整備、原発再稼動、労働規制緩和など強力に進めようとしていることを認識し、日本の平和と民主主義、戦争をさせない国づくりに極めて重要な年となることを確認し、運動を展開していく方針を提案していくこととしました。
 以下具体的取り組み課題を要請していきます。

【1】日本勤労協の会費納入状況及び物資斡旋販売の取組み状況
(1) 2014年度勤労協会費の納入状況
(2) 2014年度物資斡旋要請、各県連要請内容
を確認し、未納県連は年度末までに納入するよう要請します。

【2】日本勤労協第27回全国総会の開催準備
(1)開催要項
1.開催日時 2015年6月28日 (日) 14時開会 29日(月)11時30分閉会
2.会場  天童温泉「天童ホテル」 山形県天童市鎌田本町2-1-3(023-654-5511)
3.宿泊場所 天童温泉「天童ホテル」
4.参加費  13,000円 (資料代・宿泊代)資料代のみは1,000円
5.参加要請数 全体180名規模

東北ブロック 80名  関東・甲信越ブロック 35名
東海・北陸ブロック 35名  中国・四国ブロック 10名
九州ブロック 20名

(2)総会全体会議における特別報告について

総会1日目の全体会議における特別報告を3ブロックに要請します。

特別報告
《1》東海北陸ブロック「まちづくりと勤労協運動」
《2》九州ブロック 「脱原発・再生可能エネルギーへの闘い」
《3》関東甲信越ブロック「戦争をさせない平和運動への闘い」

☆ 特別報告に指名された県連は報告者氏名、報告内容原稿をA4版2ページ以内にまとめ、4月末までに日本勤労協事務局・山形県平和センター宛送付してください。報告内容は議案書に掲載されます。

(3)総会2日目の分科会内容と分科会座長・書記の指名について
☆ 総会2日目の分科会内容と分科会座長&書記を下記によりブロックに割り当てますのでブロック内で調整をお願いします。
《1》第1分科会「まちづくりと勤労協運動」
  担当 東海・北陸ブロック 座長&書記
《2》第2分科会「脱原発・再生可能エネルギーへの闘い」
  担当 九州ブロック 座長&書記
《3》第3分科会 「戦争をさせない平和運動への闘い」
  担当 関東甲信越ブロック 座長&書記

☆分科会の座長&書記に選定された各県連は、担当者氏名の報告を4月末までに日本勤労協事務局・山形県平和センター宛送付してください。
☆各分科会に参加するに当たって、各県連はそれぞれの分科会で最低1名以上の単位勤労協の活動報告や意見発表する担当者の選出をお願いします。
☆報告に伴うレジメや情報誌の発行があれば各分科会80部の印刷物を用意されたい。

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ブロック報告

山形県勤労協

第29回総会を開催
安倍政権と対決し、統一地方選を勝ち抜き
第27回日本勤労協全国総会開催の成功を確認

 山形県勤労協第29回定期総会を11月9日、天童温泉「舞鶴荘」で23名が出席して開催しました。総会冒頭、和田会長が挨拶に立ち「圧倒的多数を背景にした安倍政権が強引に進める集団的自衛権、特定秘密保護法をはじめ「戦争する国づくり」は、国民の平和を切望する国民の願いとは全く背反するもので、消費税増税、原発再稼働の問題など共に地域においても、これらを許さない運動を広めていかなければならない。また来年は、日本勤労協全国総会の開催県であり、何としてもこれを成功させなければならない。これからの準備作業、そして完全な成功をやり遂げて、山形県勤労協組織と活動前進に連動させよう。」と強調しました。

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 この総会には、宇津井東北ブロック事務局長、吉泉社民党県連代表、佐藤県平和センター副会長よりそれぞれご挨拶をいただきました。

 つづいて、14年度活動方針、予算、役員改選の提案をもとに統一地方選の推薦候補の必勝を勝ち取り、目前の「第29回県勤労協対抗駅伝大会」と来年の全国総会開催の成功を誓い合い、各地区からの活動報告と補強する意見が集約され終了しました。

 総会後の交流懇親会では、各参加者から地区の活動やこれからの課題など披露され、楽しく賑やかな交流がはかられていました。

29回目の駅伝大会
舞い散る落葉を蹴って健脚競う

 山形県勤労協の定期総会直後の11月15日、「第29回山形県勤労協対抗駅伝大会」を天童市にある山形県総合運動公園公認コースで開催しました。この駅伝は、86年、国連の「国際平和年」と勤労協設立を記念してスタートした県連の大きな活動の一つです。主催は、県連と県平和センターによるものです。

 今年は、県内各地区からこれまで最多の16チームが参加し、この中には県代表選手や・地域や職域それに山形市内の商店街チームも参加、「走ることが何よりも好き」という選手たちが、号砲を合図に平和を求める絆のタスキをつけてスタート、女子1区間を含めた初冬の5区間をリレーして走り抜けました。

 そのあとは表彰式。優勝カップや盾、区間賞や参加賞などが県連会長から贈られるたびに大きな拍手が沸き上がりました。最後にはスタジアム内で参加者が一堂に会しての昼食会です。おにぎりに温かい豚汁に舌鼓を打ちながら、闘いをふり返り反省したりして、来年の30回記念大会こそはと決意を語り合うなど盛り上がって、再会を誓っていました。

(報告者 山形・高橋 朗)

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ブロック報告

福島市勤労協

秋晴れの下、さわやかな汗、和やかな交流!! 
勤労協市連(国労共催)ソフトボール大会

 10月18日(土)「松川運動公園グラウンド」において、第27回勤労協市連(国労共催)ソフトボール大会が開催されました。前の週に台風がありコンディションが心配されましたが、秋晴れの中で楽しい交流がはかられました。

 清水・飯坂・国労(他の単協助っ人混合)3チームリーグ戦で戦われ、清水圧勝の結果となりました。例年同様、年齢を感じさせないファインプレー、タイムリーなヤジ(東京都議会とは違う)の中、有意義な一日を過ごしました。

 来賓の皆様[地方フォーラム藤田議長・社民党総支部こんの長人代表]、会場確保と第二部準備の国労、全試合審判を務めていただいた飯田(清水)さんに感謝申し上げます。

【第二部】試合後、場所を「太田町会館」に移し“大交流会”が行われました。

(わけあって須田会長が出席できず)市連田口副会長から優勝清水チームと準優勝及び第3位チームそれぞれに記念品が贈られ、国労準備の“美味団結トン汁”を味わいながら、参加メンバーによって楽しい交流は長時間に及びました。

核も戦争もない平和な21世紀に!!
原水爆禁止福島市民会議 2014年度総会

 10月29日(水)教育会館において、原水禁市民会議の今年度総会が開催されました。先人より地域運動を大切に積み上げてきた福島地区において、護憲運動とあわせて重要な運動の柱として様々な取り組みや行動を展開してきた原水禁。そして事故以来『脱原発運動』の比重が大きくなった年度の総括を行い、今後の方針について確認しました。当面来年福島において開催されます「原発のない福島を!県民大集会」の成功に向けて努力し合うことの意思統一を固め合いました。

【記念講演】『原発事故と精神的損害賠償について』

こんの長人県会議員(原発事故損害賠償を求める会会長)

 ADR(紛争解決センター)との協議を積み上げてきたが、納得できる説明は何もない。そもそも加害者が作った基準(中間指針)に基づく交渉であり、制度そのものに問題あり。事故直後の4月22日で精神的被害はなくなったという言い分を、市民誰一人納得するものか。

 川内原発立地自治体が再稼働容認を認めてしまったが、福島第一原発から約60`の福島市において、原発の被害(とその大きさ)を認めさせることは、原発事故が極めて広範囲の危険とリスクであることを証明する『脱原発・再稼働阻止』の運動であり、今後とも皆さんに理解の上に進めたい。

(福島市勤労協・市連だより第2号より)

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河東町勤労協(福島県会津若松市)

市長へ『市政要望書』を提出しました

 今年の市政要望書についても、河東町勤労協と勤労協会津若松市連合会との連名で11月28日、兼子会長はじめ両団体の代表5名に長谷川光雄市議が同席し、会員の要望を踏まえ大項目で17に及ぶ内容で市長に提出しました。

 市政要望書の提出も今年で3年目になりますが、前進を見ない事項も多くあるため継続した内容が多くあり、福島第一原発事故に関わる現状への対応や六丁地内交差点における交通事故の現状と拡幅整備、支所機能の強化について等々、引き続き要望しました。

 今年、新たに要望したものは、低米価に伴う地域経済への影響と営農再建対策、風雅堂でのイベント開催時の交通渋滞等の対策、旧県立病院及び看護学園跡地の有効活用、あいづ球場の整備、市立美術館の整備、学校教育環境の整備・少人数学級の促進についてなどを加えた内容で提出しました。なお、年内に文書による回答もお願いしたところです。

 市長と懇談する時間も若干あり、これらの要望に対し具体的な回答を得られた部分もありました。

 あいづ球場の整備については老朽化も激しいことからスコアボード等の大規模な改修を予定しているとのことです。

 また、除雪体制の強化の部分では高齢者や障害者のみの世帯の間口の雪処理について、町内会を受託者とする「間口除雪業務委託」の取り組みの拡大を図っていることの説明もありました。しかし、要望しても直ぐに解決することは困難です。回答内容は後日お知らせしますが、若松市連と共に検討し今後の取り組みに活かしていきたいと考えています。

(報告者 福島・八巻利行)

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宇都宮市雀宮勤労協

浅井盛夫会長(71歳)が急逝

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 宇都宮市雀宮勤労協会長の浅井盛夫さんが12月25日、胃がんのため急逝しました。

 2011年11月に狭心症で入院して以降、胃がんとの闘病生活を送りながらも、当勤労協の会長として活動の中心を担ってきました。今年11月15日、がんの転移が判明し入院、いったん退院しましたが、12月17日、体調を崩して再入院。そのまま帰らぬ人となってしまいました。12月27日の通夜、28日の告別式には、数多くの友人や勤労協、労働組合、友誼団体関係者等が参列し、浅井会長に別れを告げました。

 浅井会長は、当勤労協会長としてだけでなく、現役時代は不二工機労組の委員長、宇都宮地区労副議長などを歴任し、退職後も新社会党の委員長や地域労組宇都宮市民ユニオンの副会長として平和運動や人権を守る闘いの先頭に立ち、常に弱いものの立場で活動し続けてきました。

 享年71歳、まだまだこれからの活躍を期待されていただけに突然の訃報は残念でなりません。ごつい顔と身体でしたが、心は優しさに満ちていた浅井会長。ご冥福をお祈り申し上げます。

(雀宮勤労協ニュース第32号より)

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